自民党の久間章生元防衛相が、みずから代表取締役を務め、長野県軽井沢の別荘を「研修所」として会費集めをしていた疑いが持たれている軍事情報提供会社の本社住所となっているマンションの一室は、久間氏の私設秘書の自宅であることがわかりました。同秘書は二〇〇四年に贈賄事件で有罪判決を受けています。 この会社は、有限会社「アイメック」。法人登記簿によると、一九九七年十一月、資本金三百万円で「国際軍事経済情報分析センター」として設立。〇〇年八月、本社住所を東京都中央区八丁堀から同新宿区下落合の八階建てマンションの一室に移し、昨年八月、社名を「アイメック」としました。久間氏は唯一の取締役です。「21世紀に飛躍するニュービジネス、新技術を検討する略称『軽井沢クラブ』」と銘打って、月額十万円の会費を振り込ませる窓口になっています。 本紙の調べによると、下落合のマンション、約百八平方メートルの所有者(持分四分の三