地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長は11日、次期衆院選に向け結成する新党「日本維新の会」から出馬する候補者に対し、1千万円前後は必要とされる選挙資金の支援を行わないことを明言した。橋下氏は「(資金がなければ)『借りてでもやる』という気迫がないとできない」と述べ、出馬への覚悟を求めた。討論会「予定調和」批判にも反論 維新は12日から、維新政治塾と政治・行政経験者を対象に、新党で擁立する候補者の1次公募を開始する。橋下氏は、「しがらみがなく、(第三者の)お金と票から無縁な人」を前提に、候補者には選挙資金を自前で準備してもらう考えを示した。 また、国会議員らの合流希望者を審査するため9日に維新が開いた公開討論会で、「予定調和」などの批判が相次いだことについて、橋下氏は「(参加者の)発言をオープンにして(その後の言動を)縛らないと、組織のマネジメントはできない」と反論した。