地震の被害を受けたトルコ・カフラマンマラシュで、倒壊した建物で捜索活動を続ける人々(2023年2月7日撮影)。(c)Adem ALTAN / AFP 【2月7日 AFP】トルコ南部で6日発生したマグニチュード(M)7.8の地震で死者数が拡大したのは、未明という発生時間帯や場所、断層の活動が比較的静かだったこと、脆弱(ぜいじゃく)な建物といった複数の要因が重なったためだったと専門家は分析している。 まず指摘できるのは、トルコで1939年以降、最大規模の地震だったという点だ。さらに、約200万人が住む南部の都市ガジアンテプ(Gaziantep)など人口が比較的多い地域を地震が襲ったことも、被害が広がる要因になった。 地震が起きたのは午前4時17分だった。睡眠中の人々が「倒壊した建物の下敷きになった」ケースが多かったと、英地質調査所(BGS)のロジャー・ミュッソン名誉研究員は指摘する。 ミュッソ