雨宮処凛・『週刊金曜日』編集委員。 「最高裁判決を聞いてうれし涙を流したが、判決からもうすぐ1年なのに遅すぎる」 「最低限度の生活をガンガン減らすことがおかしいが、ネット上ではバッシングがあふれていて声をあげるのが怖い。私のような生きづらさを感じている受給者が多いと思う。それを国が煽ってきたと思うが、生きやすい社会にしてほしい」 この言葉は、5月14日に開催された「相談ホットライン」に寄せられたものである。相談を受け付けたのは、「いのちのとりで裁判全国アクション」に関わる人々。 第二次安倍政権でなされた生活保護費引き下げはおかしいと、全国の生活保護利用者が国を訴えた裁判が昨年6月、最高裁で勝訴したことは記憶に新しい。引き下げは違法と判断され、減額処分の取り消しが命じられたことにより、厚生労働省は原告だけでなくそれ以外の生活保護利用者に引き下げ分の差額を「追加給付」することになった。しかし、

