サッカーJ1大宮の石井正忠・新監督(50)が7日、さいたま市内のクラブハウスで就任会見を行った。「(大宮の)前身のNTT関東時代に2年間所属したこともあり、思い入れはある。この状況をどうにかして脱したい」と、崖っぷちからのJ1残留に向けて抱負を語った。 リーグ残り3試合で、大宮は5勝9分け17敗(勝ち点24)の17位。次節の結果次第では、J2降格が決まってしまう状況下での電撃就任だった。 石井監督は2015年7月、現役時代の多くを過ごした鹿島で監督に就いた。昨季はJ1年間王者と天皇杯の2冠を達成。クラブワールドカップでもアジア勢初の決勝進出を果たすなど実績を残したが、今年5月にアジア・チャンピオンズリーグで敗れ、解任されていた。テレビ解説や欧州視察などで研鑽(けんさん)を積んでいた最中の監督就任の要請だった。「監督としてのオファーを受けるのは、どんな状況でもうれしい。厳しい状況の中、オファ