グーグルの検索広告について講演するパトリック・ピシェットCFO=3日、東京都内 米検索大手グーグルが日本向けの新サービスを相次いで投入している。これまでヤフー日本法人に後れをとっていたが、無料で使える新サービスや初めてのテレビCMを打ち出すなど、利用者の拡大に躍起になっている。 グーグルは7日、自分の声で検索ができる「音声検索」サービスを携帯電話向けに始めた。「渋谷のおいしい居酒屋」と話しかけると、携帯のマイクを通じてネット上で検索され、店のリストが表示される。グーグルの携帯向けOS(基本ソフト)の「アンドロイド」搭載型か、米アップルのiPhoneで利用できる。 11月から一般利用者向けにキャンペーンを開始し、初めてテレビCMを流している。今月3日には、独自の日本語入力ソフトの無料配布も始めた。 米国に次いで世界2位の広告市場である日本は、グーグルにとっても重要だ。しかし米国では検