政府がコメの不作に備えて管理している「政府備蓄米」の2011年度の買い入れ量が、計画した20万トンの4割に満たない7万トン程度にとどまることが17日、分かった。東日本大震災や福島第1原発事故の影響で11年産米の市場価格が上昇するとの思惑から、農家が提供を控えているのが主因。適正な備蓄量とされる100万トンを大きく割り込むのは確実だ。 民主党政権は備蓄された古米の放出について、家畜の飼料など非主食用に限定する方式に11年度から変更した。今回の事態を受けて農林水産省は放出を減らすことを検討する方針で、新方式は初年度からつまずくことになりそうだ。 47NEWS 参加社一覧 北海道新聞 | 室蘭民報 | 河北新報 | 東奥日報 | デーリー東北 | 秋田魁新報 | 山形新聞 | 岩手日報 | 福島民報 | 福島民友新聞 | 産業経済新聞 | 日本経済新聞 | ジャパンタイムズ | 下野新聞 |