来年のアメリカ大統領選挙に向けた与党・民主党の討論会が開かれ、最有力候補のクリントン前国務長官は、過激派組織IS=イスラミックステートの壊滅を目指す決意を強調するとともに、野党・共和党で支持率がトップのトランプ氏を強く批判しました。 この中で、最有力候補のクリントン前国務長官は、「大統領の最も重要な仕事は国民の安全を確保することだ。私は過激派組織ISを打倒する戦略を持っている」と述べ、アメリカ軍の大規模な地上部隊を派遣することなく、ISの壊滅を目指す決意を強調しました。そのうえで、共和党で支持率がトップのトランプ氏がイスラム教徒に対する過激な発言を繰り返していることについて、「過激な思想をあおるだけだ。彼はISへの参加者を勧誘するための最高の人物だ」と強く批判しました。民主党内では高い支持を集め、選挙戦を優位に進めているクリントン氏としては、本選挙を見据えて共和党との違いを強調し、みずから