香港特別行政府庁舎前で、一斉に携帯電話の光を掲げる民主派のデモの参加者たち(2014年9月29日撮影)。(c)AFP/DALE DE LA REY 【10月16日 AFP】香港(Hong Kong)の民主派によるデモが、意外な人々からの支持を勝ち取っている──香港の人から煙たがられながらも市内各地に暮らしている中国本土出身者たちだ。彼らは香港のデモに対する中国政府の強硬姿勢に挑み、ソーシャルメディア上で同胞たちから寄せられる反感もものともしない。 香港の人々にとって本土出身者らは、人口過剰な香港に移り住み、病院のベッドから乳児用の粉ミルクまで、あらゆるリソースを奪い取る存在とみなされ、長年にわたり苛立ちを向ける対象となってきた。 一方、完全な形での民主的な香港行政長官選挙の実施を求める今回の香港のデモについては、中国本土の人々は大半があきれ顔だ。「国家主義者」たちの暴言を招き、共感を示すわ