【この人の視聴率】大森南朋4.6% ギャラクシー大賞など放送関連の賞を総ナメにしたドラマが、24日まで6夜連続でアンコール放送中だ。原作は作家・真山仁氏の経済小説『ハゲタカ』『バイアウト』。 バブル崩壊後の1998年ごろの日本で、企業を買いたたく米系投資ファンドの日本代表・鷲津政彦役を俳優、大森南朋(なお)(35、写真)が好演している。 大森は、舞踏集団「大駱駝艦」を主宰する怪優の麿赤児(64)の二男。バンド活動の傍ら、数々の映画で頭角を表す。黒沢清、新藤兼人、市川準、三池崇史といった人気監督から声がかかる逸材だ。 「ハゲタカ」は7月にドラマのDVD−BOXが発売されたばかりということもあってか、アンコール放送では、平均視聴率は思ったほど伸びていない。 だが、「大人の視聴者にとっては、どの新進女優も同じ顔に見える夏枯れ気味の民放ドラマよりよっぽどマシ」(中堅放送作家)など、玄人筋からの評判