1.アロー記法 ここで用いているアロー記法は、John Hughesが定義したものを応用している。もとの理論は次のようになっている。 John Hughesのアロー記法: 1)型のような関数に対する抽象データ型インタフェースである。 2)プロセスのような計算を表現する型に対して特に適している。 3)モナドに関係している。それはアロー記法が計算であることによる。しかし、もっと一般的には、任意のモナド\(m\)はアロー記法を引起すことによる。即ち、Kleisliアロー記法\(\alpha \rightarrow m \beta \)。しかし、逆は真ではない。 4)配線の組合せ子の最小の集合を用意する。 アローとは 1)二引数の型コンストラクタ 2)三つのオペレータ (ア) 持上げ(lifting): arr :: (b -> c) – a b c (イ) 合成(composition):(>>