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ブックマーク / masahiroito.hatenablog.com (20)

  • 個人情報・パーソナルデータに関すること(30)非個人情報の提供 ~若江=森=吉井論文の紹介  - Footprints

    このトピックで書くのは約1年ぶりとなるが,ある論文が非常に興味深かったので紹介する。 www.soumu.go.jp こちらに掲載された若江雅子,森亮二,吉井英樹「オンライン広告におけるトラッキングの現状とその法的考察―ビッグデータ時代のプライバシー問題にどう対応すべきか」は,ネットで公開されている。↓ http://www.soumu.go.jp/main_content/000599872.pdf クッキーの仕組みや,アドネットワーク,DMPなどの基的なところはわかっている人はすべて飛ばしてよい。 昨年,個人情報保護委員会がFacebookに対して行った行政指導に関する解説も興味深いが,ここでは,16頁以下の「6.提供先で個人情報性を獲得する提供行為の評価」という論点を取り上げる。 これは,ウェブサイトの運営者等が収集したデータが,当該事業者の下では「非個人データ」であっても,その提

    個人情報・パーソナルデータに関すること(30)非個人情報の提供 ~若江=森=吉井論文の紹介  - Footprints
  • IoT時代におけるOSS利用と法的諸問題及び留意点 - Footprints

    SOFTICが主催するセミナー「IoT時代におけるOSSの利用と法的諸問題及び留意点」に出席した。 http://www.softic.or.jp/seminar/180228/index.htm ソフトウェア関連の法務を取り扱っていると,OSS問題は頻出である。しかし,少なくとも日では裁判例などもないため,法的問題については答えがない課題が多いうえに,法務の立場からは「動的リンク」「ライブラリ」などと言われても,具体的にどういう状態なのかわからず,避けたくなる分野だといえるだろう。 OSSのさまざまな論点は,ずっと前から存在していたが,このセミナーの表題には「IoT時代における」とついていたことから,IoTになると何か固有の新しい問題が起きるのかな?と思って参加することにした。 しかし,内容的には,従来から挙げられていた論点の整理が中心で「IoT時代」固有のトピックについては特になかっ

    IoT時代におけるOSS利用と法的諸問題及び留意点 - Footprints
  • プロジェクトマネジメント義務を考える(1) - Footprints

    システム開発紛争における近時のキーワードは,「プロジェクトマネジメント義務」である。 訴訟を初めてとして,システム開発に関する紛争案件を日々,多く担当しているが,「(ベンダは)プロジェクトマネジメント義務を履行していない」といったユーザの主張をよく見る。もちろん,自分がユーザを代理する場合でも,そういった主張をすることがある。 システム開発に関して弁護士や法務担当者が「プロジェクトマネジメント」(以下「PM」)という言葉を使うようになったのは最近のことだが,システム開発の現場では,かなり昔から普通に使われていた。これが,PMをしっかり果たさないと,法律上の責任が生じる場合があるということで,法務の世界においても注目されるようになってくると同時に,現場への重みも増すこととなった。 しかし,PM義務の内容は,まったく確立した考え方があるわけではない。ケースによって,違反を主張する側の当事者によ

    プロジェクトマネジメント義務を考える(1) - Footprints
  • 個人情報・パーソナルデータに関すること(27)匿名加工情報に関する資料 - Footprints

    改正個人情報保護法の施行まであと2カ月とちょっとになった。最近,毎日,次から次へと新しい情報がリリースされる。なかなか追いつくのが大変。 各事業者としては,とりあえず,「最低限やっておかなければならないことへの対応」に追われていることだろう。具体的には,第三者提供の際の記録・確認義務をどうするか,外国にある第三者への提供に関することなどが考えられる。よって,「改正によって新たにできるようになった(とされる)ことの検討」は後回しになっているのではないか。後者の例は「匿名加工情報」である。 報道では,「改正法によりビッグデータが流通し,イノベーションが促進」というトーンで書かれることも少なくないので,匿名加工情報についての関心は相当程度あるとみられるが,個々の事業者単位でみると,「とりあえず今はその余裕はない」というところが多いのではないだろうか。 エントリでは,とりあえず「匿名加工情報につ

    個人情報・パーソナルデータに関すること(27)匿名加工情報に関する資料 - Footprints
  • 不正対局問題3 - Footprints

    第三者委員会の報告書(概要版)が1月13日に公表された。 報告書はこちらからダウンロードできる。 https://www.shogi.or.jp/news/2017/01/post_1496.html そもそも,このエントリのタイトルは,「不正対局問題」や「スマホ不正利用疑惑」などではなく,「濡れ衣処分問題」「不当処分問題」などとすべきかもしれない。そう思わせるような内容だった。 この報告書の内容もさることながら,公表後に,ドラフト版もネットから閲覧可能な状態になっていたことや*1,谷川会長の辞任が発表されたりするなど*2,相変わらず混乱が続いている。谷川会長の辞任は残念というほかないが,外部理事の積極登用も含めた体制の拡充を期待したい。今のところ,佐藤康光棋士会長が会長になるという線が有力のようだ。しかし,言うまでもなく佐藤九段はトップ棋士の一人だし,対局と運営の二足の草鞋が容易ではない

    不正対局問題3 - Footprints
  • 不正対局問題2 - Footprints

    前回のエントリから1か月以上経過したけれど,相変わらず状況はまったく進展していない。 この話題になると,将棋連盟は「第三者調査委員が・・」と繰り返すだけで,それ以外の情報発信をするつもりはないらしい。しかし,竜王戦も第5局が終わり,次局で決着がつく可能性もある。どうやらこのままいくと,竜王戦が終わったあとでの対応になりそうだけれど,それで処分の有効性が否定されたり,「不正行為が存在したと認めるに足りる証拠はなかった」などという判断になったりした場合には当にどうするつもりだろう。 将棋連盟には「ファン」というものが見えていないらしい。 「そりゃ,お金を払うのはスポンサーなんだから,スポンサーのほうを向くのは当然だろう。ファンは1円もお金を支払っていない人だって多いじゃないか」という声も聞こえてくる。しかし,これは間違っている。スポンサー「だけ」を向いていればよいものではない。なぜ,スポンサ

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  • 個人情報・パーソナルデータに関すること(18)第三者提供にかかる記録義務 - Footprints

    現在,参院審議中の個人情報保護法改正案には,現行法にはない新しい義務として,「第三者提供記録義務」がある。 これは,平成26年6月の大綱が公表される前のパーソナルデータ検討会ではあまり検討されていなかったものである。なぜなら,大綱が公表された直後に発覚したベネッセ事件の影響により,新たな規制として追加されたものだからだ。 ところが,この「第三者提供にかかる記録義務」については,十分な検討がなされていないためか,いろいろと問題点が指摘されている。 まずは条文(案)を見てみる。 (第三者提供に係る記録の作成等) 第二十五条 個人情報取扱事業者は、個人データを第三者(略)に提供したときは、個人情報保護委員会規則で定めるところにより、当該個人データを提供した年月日、当該第三者の氏名又は名称その他の個人情報保護委員会規則で定める事項に関する記録を作成しなければならない。ただし、当該個人データの提供が

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  • システム開発紛争ハンドブック(2) - Footprints

    前回に引き続き著書の告知・宣伝。 日は,出版記念セミナーで,著者2名が講演を行った。当初は,30名くらいの会場を確保していたところ,予想以上にお申し込みをいただき,結局100名ほどの方に来場いただいた。日ごろからお世話になっているクライアントや,同業の知人など,知っている方からも多く申し込んでいただき,大変うれしい。 私は,60分ほど時間をいただいて,運用中のトラブルについて説明した。限られた時間だったので,あまり総花的な話はせず,関心が高いであろうと思われる「責任限定条項」を中心に話をした。この論点は,実体法の問題(条項の有効性,限定解釈等)と,事実認定の問題(責任限定の対象事故にあたるか,あるいは除外事由に該当するか等)が複雑に絡み合う上に,結果を左右する。やはり終わったあとも,ベンダ・ユーザともに責任限定条項については関心が高かったようで,いろいろと質問(というか愚痴も)を頂いた。

    システム開発紛争ハンドブック(2) - Footprints
  • 情報法の入門書 - Footprints

    IT法務」という言葉が少しずつ広がっているが,その実態はよくわからない*1。 「IT弁護士」を名乗る人の中には,プロ責法に基づく削除請求等を主なドメインとしている人もいれば,それ以外にも,ソフトウェア開発委託にかかる契約,紛争を取り扱っていたり,最近では,データ,セキュリティに関する問題を取り扱う人もいる。 解説書は,基的に法律単位で執筆されるので,IT法務の「教科書」的なものはあまりない。いくつか入門となるものを挙げるとすれば・・ 情報法入門【第3版】:デジタル・ネットワークの法律 作者: 小向太郎出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2015/03/12メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 小向太郎さんの情報法入門は,今年の3月に最近3版が出た。プライバシー,個人情報のところではベネッセ事件に言及されていたり,個人情報保護法の改正骨子案までは紹介され

    情報法の入門書 - Footprints
  • あなたのデータ,「お金」に換えてもいいですか? 日経コンピュータ - Footprints

    プライバシーとパーソナルデータ活用に関する注目の書。 プライバシー大論争 あなたのデータ、「お金」に換えてもいいですか? 作者: 大豆生田崇志,浅川直輝,日経コンピュータ出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2015/01/23メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 書に関しては,すでに企業法務マンサバイバルで紹介されているとおり。 CCCの規約変更,NICTの顔画像実験,Suica事件,ベネッセ漏えい事件などの事例を挙げながら,パーソナルデータに関する検討会における検討経緯や,トピックについて丁寧に解説している。今回の個人情報保護法の改正における目玉である匿名加工情報の流通や,個人情報の範囲の拡充(拡大?明確化?)について,法律の専門家でなくとも読めるレベルで説明しているは,今のところ書しかないだろう。 CCCにしても,Suicaにしても,やろうとしていることが

    あなたのデータ,「お金」に換えてもいいですか? 日経コンピュータ - Footprints
  • 2014年IT・ネット法務・勝手10大ニュース - Footprints

    2012年にIT法務10大ニュースを書き,2013年はIT法務新刊紹介をした。今年はニュース紹介。 といっても,挙げてみると必ずしもIT法務にかかる内容ばかりではないが・・。特に個人情報,パーソナルデータ絡みのニュースが多い。 10位 電子商取引及び情報財取引に関する準則の改訂 8月にいわゆる「準則」が改訂された。ほぼ毎年改訂されているが,今回は,比較的多くの論点が追加・修正されている*1。 消費者の操作ミスによる錯誤(一部修正) 未成年者による意思表示(一部修正) 情報財の取引等に関する論点(一部修正) デジタルコンテンツ(新規追加) デジタルコンテンツのインターネットでの提供等における法律問題について(新規追加) デジタルコンテンツ利用契約終了後のデジタルコンテンツの利用(新規追加) 電子出版物の再配信を行う義務(新規追加) オンラインゲームにおけるゲーム内アイテムに関する権利関係(新

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  • コンピュータが自動生成した創作物 - Footprints

    機械翻訳や,AIが作った文章,コンパイラが吐き出したオブジェクト・コードに代表されるようなコンピュータが機械的に作成した創作物の著作権帰属について。 この問題は早くから認識されていて,各所で議論されている。古くは,昭和48年6月の著作権審議会第2小委員会の報告書があるようだ。その要旨は次のようなものである*1。 (1) コンピュータは、創作を目的とするプログラムを基礎として、プログラムの作成者により設計された体系に従って、データとの組合せにより無数の作品をアウトプットとして作成することができる創作機器として、主として作曲に関し用いられている。 (2) コンピュータ創作物は、プログラムの作成者がコンピュータをいわば道具として使用し、その思想感情を具体化したものであるから、著作物であり得る。 (3) コンピュータ創作物の著作者が誰になるかは、創作の実態によって異なり、一律に決定することは困難で

    コンピュータが自動生成した創作物 - Footprints
  • 個人情報・パーソナルデータに関すること(7)検索エンジンと個人情報データベース - Footprints

    大綱のことをもっと勉強してきちんと書こうと思いつつも,毎回,テーマが一貫せず,ふらふらとしているが,今回は,題記のようなテーマでまとめる。 問題の所在 個人情報保護法というのは,主に個人情報取扱事業者が守るべき義務を定めた法律であって,事業者としては,自社が「個人情報取扱事業者」に該当するかどうかが法令上の義務の存否に関わるため,非常に重要である。定義は2条3項に書かれているが,その定義条項に,「個人情報データベース等」(2条2項)が含まれていて,個人情報データベース等の定義条項には,「個人情報」が含まれているので,結局のところ,個人情報とは何か,ということを理解するのが重要になる。 冒頭のテーマは,検索エンジン事業者が集めて体系的に整理している情報は「個人情報データベース等」にあたるのか,という論点である。クローラーが集めてきた情報は検索エンジン事業者において整理して格納されるし,その中

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    nfunato
    nfunato 2014/08/14
  • 個人情報・パーソナルデータに関すること(1)個人情報の定義のキソ - Footprints

    最近,パーソナルデータ,個人情報に関する話題が多い。 法律雑誌の権威であるジュリストの3月号は「ビッグデータの利活用に向けた法的課題」という特集で,宇賀克也先生,森亮二先生,新保史生先生,鈴木正朝先生ら,この分野の一線級の豪華な論客が各テーマについて解説しており,この種の問題を取り扱う人にとっては必読であるといえる。 また,2月24日には「第1回プライバシーフリーク・カフェ」という対談イベントがニコ生で放映された(このネーミングに至る経緯等についてはここでは触れない。)。このときの様子については,企業法務マンサバイバルで詳しく紹介されている*1。 上記のプライバシーフリーク・カフェの冒頭でも高木浩光さんが強調されていたように,個人情報保護法制の基概念である「個人情報」の定義,範囲について,多くの人が誤解していたり,誤った説明がなされている。高木さんはあちこちで,この誤解を解こうと情報発信

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    nfunato 2014/03/08
  • G教授の最終講義 - Footprints

    母校法科大学院の初代法科大学院長で,刑事訴訟法学者であるG教授の最終講義に出席した。 表題は「法科大学院と刑事訴訟法学」。 最終講義は法律学の研究成果,足跡を振り返るという形式ではなく,法科大学院制度の発足とその後の運営についての思い,さらには刑事訴訟法学と実務への関係について語られた。 G教授は,母校のみならず,法科大学院制度全体の推進役としての役割も果たされ,その発言からは,ときに実務法曹からの厳しい批判にさらされることもあった。しかし,少なくとも私は,2つの面から,素晴らしい教育者であったと思っている。 1つは,法科大学院における刑事訴訟法の教育方法が優れていたこと。 法科大学院ではソクラテスメソッドで教えるものだ,というメソドロジが喧伝されていたが,ふたを開けてみると,効果的に実践できる教員がおらず,むしろ学生たちに無駄な緊張を強いたり,教育効率が悪かったりという批判があった。その

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    nfunato 2014/02/08
  • 書籍紹介 The Tech Contracts Handbook - Footprints

    ソフトウェア,ITサービス契約の英語による解説書の紹介。 The Tech Contracts Handbook: Software Licenses and Technology Services Agreements for Lawyers and Businesspeople 作者: David W. Tollen出版社/メーカー: American Bar Association発売日: 2012/07/23メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容は入門から基,といった感じ。私自身は,英語をスピーディに読めるようになるための訓練として買ってみた。 法律家向きというよりは,よりエントリー向けに書いてあって,法律の条文,解説なども最小限にとどめている。IT関連契約に関する留意点は,日米で基的レベルにおいて違いはないので,IT関連契約について知ること,読

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    nfunato 2014/01/29
  • 会社勤務時代(3)3つ目のプロジェクト - Footprints

    結婚式の1か月前の1999年3月にスタートした単身赴任生活。関西に長期滞在するのは初めてのことだ。 このときの生活は今思い出しても辛い。月曜朝9時にクライアントのプロジェクトルームに到着するためには,月曜の始発のぞみ(6時00分東京発)に乗る必要がある。地下鉄の接続が悪いので,家を出るのは4時50分くらいだったから,日曜夜になると憂さがハンパなかった。徐々に忙しくなって,そのうち家に戻ることもままならなくなるのだが。 今回のプロジェクトは,当時流行していたサプライチェーンマネジメント(SCM)の実現だった。営業が入力した需要予測数値に基づいて原材料の数量をはじき出し,在庫量を勘案して製造指図や調達指示を出す。ここまでは昔からあったMRPの発想だったが,リードタイム短縮のために,中間部品の備蓄,利用など,複雑な制約条件を考慮しなければならなかった。また,需要の確度を考慮した生産計画を立案し

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    nfunato 2013/10/27
  • 奨励会試験(終) - Footprints

    試験3日目。泣いても笑っても結果が出る日となった。 1次通過者11人に,1次免除者3人を加えた合計14人が2次試験に進んだ。ほとんど知っている子たちだった。この日の集合は午前8時(早い)。 最初に筆記試験が行われる。短い作文と,将棋に関する質問がいくつか出されたようだ。 親たちの控室は地下1階の会議室となった。今日は受験者同士で戦うのではなく,奨励会員が相手ということで,前日までとは雰囲気が違っていたが,私は耐えきれず,すぐにまたこの日も事務所へ向かった。 2次試験のメインは,現役奨励会員との対局。3局のうち,1回勝てば通過できる。しかし,この奨励会試験は,奨励会の公式対局も兼ねているので,奨励会員は,先輩の意地を見せて全力で向かってくるだろう。毎年3連敗する受験生もいるから,安心できる状況ではない。 前日とは立場が逆で,電話がかかってくれば,それは良い知らせということになる。 その日もや

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    nfunato
    nfunato 2013/08/27
  • World Open Shogi Championship 2013 in Minsk (2) - Footprints

    前回に続いて対局について。 初日 WOSC大会のシステムは,9回戦マクマホンシステムで行われる(初日3局,二日目4局,三日目2局。)。日の大会でよく行われるスイス式と似ているようだが,その違いはわからない。通常のスイス式と違うのは,最初から棋力が近い者同士で対局するようになっている一方で,棋力の高い人はポイントでゲタをはいているところか(そうしないと,棋力の低い人が連勝して優勝してしまうことになりうる。)。同時並行開催されているEuropean Shogi Championshipは,32人のトーナメントシステムで行われるが,その成績も自動的にWOSCにカウントされる。負けた人は順次WOSCのリーグ戦に流入してくる。 息子の対局相手は初日の3局はすべて日人だった。日からの参加者は私たち親子のほか,「将棋を世界に広める会」からの3名。いずれも息子からみればおじいちゃんくらいの年配の方だ

    World Open Shogi Championship 2013 in Minsk (2) - Footprints
  • 不格好経営(南場智子著) - Footprints

    ネットベンチャー,コンサル業界の知人を中心に絶賛されている題記の。 不格好経営―チームDeNAの挑戦 作者: 南場智子出版社/メーカー: 日経済新聞出版社発売日: 2013/06/11メディア: 単行この商品を含むブログ (52件) を見る 南場さんの文章はよみやすくて面白い。一気に読めそうだったが,ここのところ時間が全然とれなくて何回かに分けて読んだ。 DeNA起業のとき,出資(予定)者が,ネットオークション*1に関係する特許(出願中も)の公報が段ボール数箱分送られてきて,これらについて非抵触であることを保証するとともに,侵害時には南場さん個人がインデム(補償)せよという要求があったという話。こういう形式をとるかどうかは別として,今でも出資時にターゲット会社のサービスモデルが第三者の権利を侵害していないかどうか保証させることはよくある。それにしても,まだ立ち上がってもいないサービス

    不格好経営(南場智子著) - Footprints
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