ギズモードやニューヨーク・タイムズが報じている。 同社は昨年、「テンソルフロー」を「プロジェクト・メイブン」と呼ばれる米国防総省の軍用ドローンの計画に提供する契約を締結。 だが、社内からはグーグルの社是として知られてきた「邪悪になるな」に反するとして、大きな議論がわき起こり、4000人の社員の反対署名、十数人の退職を招く事態となった。 人の殺傷に直結するAIの軍事利用は、規制をめぐる議論の中でも大きな焦点だ。 一方で国防総省予算は、AIを展開するIT企業にとって大きな魅力でもある。グーグルの競合として、アマゾン、マイクロソフト、IBMなどの名前も挙がっている。 その中でグーグルは、少なくとも今回、(かつての)社是に踏みとどまることにしたようだ。 ●「契約は更新しない」 ギズモードなどによると、グーグルが毎週金曜日に行う「グーグル・クラウド」についての社内ミーティングで、同部門の責任者、ダイ