日本のデジタルアート集団「チームラボ」の勢いが止まらない。シリコンバレー初の本格的なアートギャラリーのオープニング展示を飾り、シンガポールではマリーナベイ・サンズで常設展示を行う。 光で観客を虜にする彼らは、どこまで世界のアートシーンを変えていくのだろうか。 シリコンバレーはかねてから、“芸術砂漠”として有名だった。 「西海岸のハイテクエリートたちは芸術を受け入れてこなかった」と多くのアーティストは愚痴をこぼす。西のエリートが美術品を買わないことは、誰しもわかり切ったことだったのだ。 ウォール街の銀行員たちは、美術品を「投資対象」、あるいは「富の象徴」として捉える傾向がある。一方、シリコンバレーの富裕層たちは、アートディーラーに長年営業されているにもかかわらず、その“富の象徴”を欲しているようには見えない。 つまり、シリコンバレーでの「富」は、ウォール街とはまた違った形で表れるのだ。それは
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