■分かりやすい文は字数の少ない文 ―「1文30字」の原則 分かりやすい文を書くための最も簡単な方法は、字数を少なくすることです。1文が短いと、必然的にシンプルな構造となり、分かりやすい文になります。主語と述語がねじれる心配もありません。 逆に1文が長いと、初めのほうに書いてあったことを忘れてしまうので、理解しにくくなります。人間が情報を保持できる時間は3秒(※1)と言われています。1秒間に読むことができるのは10字程度(※2)なので、1文は10字×3秒=30字が目安です。 6月号「分かり やすい文(Sentence)の構造」を印刷して読む(PDFファイル 761.2KB) 文の内容によって、読みやすさの基準は異なります(図1)が、複雑なことを伝える行政文書でも、1文は60字以内に収めましょう。 図1 読みやすさの基準(Just Systems『サポートFAQ』より) ■1文を短くするコツ