今回の応募作品全体を振り返ると、これらの受賞作品と同じくらい面白くインパクトのある作品は沢山ありました。去年なら最優秀賞がとれるくらいのがゴロゴロと。ただ、今年は作品の完成度が全体に上がっていて、インパクトだけではなく、作品の総合力が問われるフェーズになってきたのだなと思いました。 現在のVRコンテンツは、企画力、実装力、マーケティング力、オペレーション力などの総合力が必要とされる段階になり、それには個人、団体を問わずチームを組む必要があるみたいです。これは八谷さんが言ったように、ある意味大人の殴り合いなので過酷です。しかし、VRが当たり前の技術として社会に根を張るためには必要な段階なのだと思います。そういう意味で、VR業界はこの1年で明らかに一つ前に進んだのです。それを実感できたことが今回のアワードの一番の収穫だと思いました。もちろん一人の天才が優れた作品を作ることはまだまだ可能ですが、
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