一次創作と二次創作の関係についてはよく考える。 たしかに現代日本では二次創作が春を謳歌している。たとえばギャルゲのSS(二次創作小説)は何十万あるかわからないし、コミケに行けば何万冊という同人誌が売られているし、そして、ニコニコ動画はMAD動画というかたちで二次創作の春を迎えている。 コミケやニコニコではその道のプロまでがこぞって二次創作に耽っていることはご存知の通り。ほとんど原典とは無縁なほど想像を働かせた場合もある。「このキャラ、どこのだれよ?」という同人はたくさんあるもんね。 また、この場合のオリジナルとは物語に限らないこともご存知の通り。ひとはそこに妄想の余地さえあればいくらでも萌えることができる。 そういう意味では、現代は全く二次創作の時代だ。オタクたちの想像力は素晴らしい。もう二次創作さえあれば一次創作なんてなくても生きていけるんじゃないかと思うくらい。 が。それでもなお、まだ