俳優サリー・フィールド、世界を変える女性リーダーの創造に取り組む77歳の飽くなき情熱【世界を変えた現役シニアイノベーター】 初のアカデミー賞に輝いた1979年の主演映画『ノーマ・レイ』で世界を魅了し、さまざまな栄誉ある賞を総なめにしてきた名優サリー・フィールド。そんな彼女は俳優業の傍ら、現在長年情熱を傾けてきた“政治”に重きを置きながら、政界や意思決定の場に優秀な女性リーダーを送り込むため、ヒラリー・クリントンらとともに独自の取り組みを展開している。
シンディ・クロフォード、ナオミ・キャンベル、リンダ・エヴァンジェリスタ、クリスティ・ターリントン。スーパーモデルというジャンルを確立し、90年代を席巻した彼女たち。年を重ね輝き続ける4人が、多様性と向き合う今、再び夢の共演を果たした。 〈右〉ドレス ブラトップ ともに参考商品/ともにDOLCE & GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) イヤリング YG×マラカイト×ダイヤモンド ¥24,156,000 リング PG×マザー オブ パール×トルマリン×ダイヤモンド ¥25,883,000(ともに予定価格)/ともにBVLGARI(ブルガリ ジャパン) シューズ/PIFERI(www.piferi.com) 〈中央右〉ドレス ¥1,067,000/SAINT LAURENT BY ANTHONY VACCARELLO(サンローラン クライアントサービス) バングル/DE BEERS(
スウィンギング・シックスティーズに放った永遠の輝き「60年代はモデルとしてNY、パリ、そして日本と世界各国を訪れ、とても充実した生活を送っていました。特に日本では、本当に素晴らしい時間を過ごしたことをいまでも覚えています。飛行機のタラップの上から、出迎えていた皆さんが私の写真を持っているのが見えたこと。そして、タラップを降りた私に向かって、日本語で何か叫びながら駆け寄ってくるカメラマンを見て、何が何だか分からず泣きそうになったこと(笑)。そして、“ツイッギー、ウェルカム・トゥ・トーキョー”と書かれた横断幕を目にした時、ついに感動で泣き出してしまったこと……。その瞬間、私は“スウィンギング・シックスティーズ”の真っ只中にいたことを誇らしく思いました」
2011年、“アンドロジナスモデル”として世界にセンセーションを巻き起こし、2013年に“トランス女性モデル”へと華麗なる変身を遂げた元祖トランスジェンダースーパーモデルのアンドレア・ぺジック。2015年にはトランス女性として初めてメジャービューティーブランドの“顔”に抜擢されるという偉業を成し遂げた。トランスジェンダーモデル・俳優のパイオニアである彼女が築き上げた偉大なる軌跡を、プライドマンスに振り返る。 Actress and model Andreja Pejic poses during the red carpet of the movie "The Girl in the Spider's Web", at the 13th edition of the Rome Film Fest, Wednesday, Oct. 24, 2018. (Photo by Massimo Va
モーガン・フリーマン86歳が説く、人種差別を終わらせる唯一の方法【世界を変えた現役シニアイノベーター】 アカデミー賞助演男優賞を獲得した『ミリオンダラー・ベイビー』をはじめ、映画史に残る名作に出演する俳優モーガン・フリーマン。そんな彼は、持ち前の強い信念と覚悟で世界にポジティブな変革をもたらすべく、さまざまな活動に尽力する。
『戦場のメリークリスマス』(1983)を今一度観直したい気持ちに駆られつつプレイバックしたのは、俳優・中谷美紀の楽曲たちだった。90年代の中谷美紀はデビューして間もないという“空白”も手伝って、シンガーとして登場した際、透明感と神々しさがほとばしっていた。当時中学生の僕は、そう記憶する。 1994年、中谷美紀のプロデュースを手がける少し前の坂本龍一。Photo : Stephane Cardinale/Sygma via Getty Images Stephane Cardinale - Corbis 生活感がなく、どんな少女時代を歩んできたのかがわからないミステリアスさ。その圧倒的な美しさは異様でもあった。しかもデビュー曲「MIND CIRCUS」(1996)は世界の坂本龍一が手がけるというニュース。君の誇りにを汚すものから君を守りたい、とうサビからのスタート、その透き通ったピュアな声に
ジャーナリスト伊藤詩織が、2015年4月に起きた性暴力について初めて公の場で語ったのは2017年5月のこと。同事件が嫌疑不十分で不起訴処分とされたことに対し、伊藤は顔と実名を公表し、不当を訴えた。しかしこの訴えも棄却された伊藤は、刑事から民事に切り替え、望まない性行為で重大な肉体的・精神的苦痛を被ったとして、元TBS記者山口敬之に慰謝料1100万円の損害賠償を求めて訴訟を起こした。そしてついに19年、伊藤の訴えは認められ、さらに今年1月25日に行われた控訴審においても東京高裁は一審判決を支持、山口に約332万円の支払いを命じた。 控訴審の後に開かれた会見で、伊藤はこれまでのことを振り返りながらこう語った。 「第一審に続き、今回の判決で『私の性的同意はなかった』と認定されました。私が準強姦の訴えを起こした2015年は強姦罪でしたが、強制性交等罪へと刑法が改正されました。しかし、その時に性的同
この連載は、「フェミニズムの定義」からスタートした。「女性が性別を理由に不当な扱いを受ける、また不利益をこうむることに対して声をあげること。そして女性が不当な扱いを受けず、不利益をこうむることがない社会をめざすこと」──この定義に沿った考え方を明確にするために、大切な3つの基本が述べられる。そのひとつ、「フェミニズムはあらゆる女性たちのものであると認めること」とは? 清水先生はこう説明する。 「私にとっての“女性であるという経験”は、ほかの女性たちにとって同じだとは限りませんし、私にとっての利益が他の女性たちにとっての利益とも限りません。女性たちの間で利害が対立することだってある。けれども、フェミニズムは“あらゆる女性たちのもの”です。そして、だからこそフェミニズムは対立する声を抑えず、異なる経験を持ち、異なる立場にある異なる女性たちが、互いに互いの存在を知り、互いを尊重するよう、求めるの
「辛いことはたくさんあったけれど、最終的にはうまくいく」──55歳のパメラ・アンダーソンが語る、Netflixの新作ドキュメンタリーとヴェールに隠された「真実」 俳優、モデル、アクティビストとして活動するパメラ・アンダーソン。自伝の発売とNetflixのドキュメンタリー『パメラ・アンダーソン、ラブ・ストーリー』の配信を控えたタイミングで、55歳になった彼女に『VOGUE』がインタビューを敢行。セックステープが流出した時の思いから、親しかった故ヴィヴィアン・ウエストウッドとのエピソードまで、赤裸々に語ってくれた。 パメラ・アンダーソンの人生は波瀾万丈で、おとぎ話のような夢の世界からはほど遠い。しかし、とてつもなくロマンチストである彼女は、おとぎ話を信じている。生粋のストーリーテラーでもあるアンダーソンは、自分の人生の紆余曲折を振り返る時、まるでグリム童話に登場する藁から黄金を紡ぐ少女のように
20 June 2022, Hamburg: Paulina Porizkova, model, actress and author, comes to the Ernsting's family Fashion Show at the hotel "Atlantic". Photo: Georg Wendt/dpa (Photo by Georg Wendt/picture alliance via Getty Images)Photo: picture alliance / Getty Images 「『LAマガジン』のヌード撮影以降、私のインスタグラムに寄せられたコメントのほとんどはポジティブなものでした。でも、否定的で意地悪なコメントも多くありました。『若くないから必死だな』『痛すぎて見てられない』『そろそろ引退しなよ、ばあちゃん』とか(笑)。でも、できあがった写真を見たとき、こ
PARIS, FRANCE - APRIL 11: Marianne Faithfull attends the Gus Van Sant : Retrospective at la cinematheque on April 11, 2016 in Paris, France. (Photo by Pierre Suu/Getty Images)Pierre Suu / Getty Images 「17歳の時、とても美しい女の子と一緒にベッドで寝ていたら、母がいきなりドアを開けてしまって。何かを察したのか、無言でドアを閉め、その件については以後お互い口にすることはありませんでした。そういうことに関しては、母はとても冷静でした。若い頃にベルリンでダンサーをしていた母自身、相手の性別を問わず恋愛していましたから」 自身のバイセクシュアリティを『ADVOCATE』誌に語った歌手のマリアンヌ・フ
プリンセスからキャットウーマン、宇宙飛行士、ストレスの多いファッション・アシスタントなどさまざまな役を演じてきた、アン・ハサウェイ。オフスタイルでは、常にナチュラルビューティーを貫いている彼女だが、一転レッドカーペットでは、キャットアイラインや鮮やかなリップカラーを纏うといった、美の冒険にも果敢にトライしてきた。ヘアスタイルにおいても、ビーチ風のブロンドグローライトからフレンチガール風のフリンジバングス、ピクシーショート、60s風ビーハイブヘアまで、これまであらゆるヘアスタイルを取り入れ、話題に。41歳を迎えた彼女が、90年代から現在に至るまで、どんなヘア&メイクアップの遍歴をたどってきたのか、写真で振り返る。 1999
Amazon Original「リゾのビッグスター発掘」ボディ・ポジティブのアイコン的アーティスト、リゾの2022年のツアーをサポートする“ビッグガール・ダンサー”の座を賭けて、13人の候補者が競い合うオーディション形式のリアリティテレビシリーズ。2022年3月初公開。Prime Videoで独占配信中。 リゾが提唱する「セルフ・ラブ」の二つの側面美しさ、と呼ばれているものに苦しめられているときの対処方法にはいくつかあって、そのうちの代表例が「自分を愛するようになる」ことだ。ボディ・ポジティブ──一般的に「美しい」と呼ばれる容貌をしていなくとも、自分自身の身体を肯定的に受け入れる姿勢──のアイコンであり実践者であるアーティスト、Lizzo(リゾ)は、自身が主催するオーディション番組「リゾのビッグスター発掘」の中で、繰り返しその方法論を提示する。「リゾのビッグスター発掘」は、リゾのステージで
私は昔から、ピクサーの『トイ・ストーリー』シリーズが大好きだ。特に、おもちゃたちがそれぞれに性格が違うところが気に入っている。バズは冒険心に溢れる楽天家、ウッディは誠実で冷静沈着(少し仕切り屋でもある)、ジェシーは元気で情熱的。そして、私が一番感情移入しているティラノサウルスのレックスは、感受性が強く、不確実さを心の底から嫌っている。 私は、自分がこういう性格なのは「おうし座」生まれだからだと思うこともあるが(おうし座は、出不精で変化を嫌うとよく言われる)、先が見通せないということに本当に耐えられないのだ。ちょっとした不便から真っ逆さまの破滅まで、見通しが立たないといくつもの不安が頭の中を駆け巡る。悪い時は何もかも投げ出して、パニックになりながら親友にメッセージを送りつける。そして気づくのだ。どうやらこれは、私一人だけの問題ではないらしい、と。 2018年発表の保健指標評価研究所の報告書で
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