何日か前のエントリー で「雨風」という語を使った。「あめかぜ」という読みのつもりだったが、字面を見ると「風雨」すなわち「ふうう」と読みたくも感じた。 これがきっかけで思いついた。ひっくり返すと音読みと訓読みが入れ替わる二字漢語というのが、意外と多くあるのではないか? ということで、久しぶりに言葉の収集癖を発動した。 「左右」〔さゆう〕⇔「右左」〔みぎひだり〕 「凹凸」〔おうとつ〕⇔「凸凹」〔でこぼこ〕 「黒白」〔こくびゃく〕⇔「白黒」〔しろくろ〕 一時期の推理小説のタイトルに「黒白」を含むものが多くなかったっけ? Amazon で調べると 高木彬光 黒白の囮 (光文社文庫) 高木彬光 黒白の虹 (角川文庫) 夏樹静子 黒白の旅路 (講談社文庫 な 2-3) 吉村達也 完全リメイク版 黒白の十字架 (講談社文庫) ズバリ『黒白』というタイトルの小説も、いくつかあった。どれも読んだことがない。