北海道電力は28日、今冬の賞与(ボーナス)支給を見送ることで労働組合との交渉が妥結したと発表した。冬の賞与見送りは同社では初めて。社員に対しては、各種ローンの返済に必要な資金の貸し付けなど、影響緩和措置を講じる。 北海道電は、泊原発(泊村)の長期稼働停止に伴う火力発電用の燃料費負担増を受け、11月から国の認可が必要な家庭向けで平均15.33%(来年3月末までの軽減措置期間中は12.43%)、認可が不要な企業向けなどで平均20.32%(同16.48%)の電気料金再値上げを実施。これを踏まえ、経営側が組合に冬の賞与見送りを提案していた。