米カリフォルニア州ロサンゼルスのハイウエー(2015年3月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/SAUL LOEB 【5月26日 AFP】もしも車同士が互いに「話す」ことができたなら、多くの交通事故を回避できる――技術者たちは以前から、こうした考えを巡らせてきた。周囲の車や路上の障害物、カーブの死角にいる歩行者などの情報がわかっていれば、もっと安全に運転できるというわけだ。 このようなシステムを導入するまでには、法整備や車両間(V2V、Vehicle-to-Vehicle)通信用の周波数割り当てなどハードルは数多いが、米政府も対応姿勢を見せている。アンソニー・フォックス(Anthony Foxx)運輸長官は今月、交通安全の向上や自動運転車の普及のためにも年内にはV2Vに関する規制を整備したいと、シリコンバレー(Silicon Valley)で語った。 ■命を救う技術 2012年からV2Vの