兵庫県姫路市の県立飾磨工業高校の保護者から徴収したPTA会費などのうち、約3000万円が使途不明になっていることがわかった。 25年にわたり会計担当だった女性事務員が今月上旬に死亡し、同校PTAが残高を照会したところ、1991年頃から使途のわからない出金が複数回あったという。PTAは22日、飾磨署に相談、今後被害届の提出を検討する。 同校によると、PTAは88年から、この事務員を雇い通帳や口座の管理を一任していた。9日に事務員の家族から死亡の連絡があったが、通帳の行方がわからなかったため、銀行に確認したところ、出納簿と通帳の額が一致せず計約3000万円の不足が発覚した。