2018年7月に撮影された事故現場の横断歩道。白線はほとんど消えている©Google ストリートビュー 川崎市の横断歩道で歩行者が車にはねられた一因は「白線」が消えていたことにあると、道路標示を管理する責任を負う神奈川県が過失の一部を認め、損害賠償請求していた被害者との和解が24日、横浜地裁川崎支部で成立した。専門家は交通事故の裁判で道路標示の不備が事故原因と認定されるのは珍しいと指摘するが、摩耗による劣化で消えかかった白線はあちこちにある。早急な補修と管理の徹底が必要だと訴える。(米田怜央、佐藤航)