東京都の小池百合子知事は7日の定例記者会見で、物価高対策として、住民税非課税など都内約190万の低所得世帯に、1万円分の商品券や電子ポイントを支給すると発表した。17日から受け付ける。都によると、予算規模は約227億円。 ウェブかはがきで申し込む必要があり、島嶼部や山間部は商品券などを使える店が限られることから現金を支給する。小池氏は「原材料費が上がっていることや円安で、日用品や食料品の価格が高騰している。厳しい状況は続くと思うので活用してほしい」と話した。
JR東日本水戸支社の運転士と車掌が所属する土浦運輸区(茨城県土浦市)管内で起きた人身事故を巡り、男性運転士が「歴史に残る最年少記録を作れた(笑)」などとコメントしたインタビュー記事を社内報に掲示していたことが31日、同支社などへの取材で分かった。 記事は職場向けの区報に掲載され、同運輸区の管理者も「社員同士の誹謗中傷ではない」として掲示を許可していたという。同支社は事実と認めた上で、「あまりに配慮に欠けた表現で不適切」として今後、社員教育を徹底するとしている。 同支社によると、問題の記事は、職場内にある広報委員会が作成。区報のデジタル版として今月20日から23日まで掲示され、人身事故を起こした当該電車の男性運転士がインタビュー形式で答える内容だった。 記事には「率直な感想は?」と聞かれ、運転士が「やってもうた」と回答。続く質問では「最年少記録の気持ちは?」とも聞かれ、「歴史に残る記録を作っ
山梨県富士河口湖町で、外国人観光客に人気の富士山撮影スポット、通称「富士山ローソン」で目隠し幕が設置されたことを契機に、各国メディアが相次いで日本のオーバーツーリズム問題をとりあげている。 「崖っぷち」と報道「日本が誇る『おもてなし』精神も崖っぷち」—。米紙ワシントン・ポストは、マナー違反続出で「富士山ローソン」に幕を張るという「極端な措置」がとられたとして、訪日客に対する日本人の不満の高まりに警鐘を鳴らした。新型コロナウイルス禍後の観光ブームに、急激な円安が訪日客増加に拍車をかけたと背景も伝えた。 日本のホテルやタクシー、商店では客を恭しくもてなす「おもてなし」が浸透するのに、個々の客に十分なサービスができなくなる懸念が出てきたと紹介。「観光客は、平和で情緒あふれる日本経験ができなくなる」と危惧する英国系の旅行業者の声を載せた。 「日本人の賃金低下、背景に」米ブルームバーグ通信では、コラ
立憲民主党の岡田克也幹事長は24日、国会内で記者団の取材に応じ、会費2万円の自身の政治資金パーティーを27日に大阪市で開催すると明らかにした。立民は自民党派閥パーティー収入不記載事件を受けてパーティー開催禁止法案を国会に提出しているが、岡田氏は法案が成立、施行されていない現時点で自粛の必要はないとの認識を示した。 また、自民の山下貴司元法相は24日の衆院政治改革特別委員会で、立民の安住淳国対委員長も4月25日に会費2万円の朝食会としてパーティーを開催したと指摘した。 岡田氏は記者団に、パーティーは三重県四日市、津両市と東京、名古屋、大阪で毎年開いていると説明。「自民がパーティーをやり放題の中で、自分たちの手を縛ると競争にならない」と述べた。「わが党でパーティーを実施していない方もいる。都会では可能だと思うが、地方では難しい」とも語った。 24日の特別委では、立民の法案提出者の本庄知史衆院議
神戸市立東須磨小で教員間のいじめ被害に遭った20代男性教諭が代理人弁護士を通じ、教え子や保護者に向けたメッセージを公表した。全文は次の通り。 子供達へ 急に先生が変わってびっくりしたね。ごめんね。 私は3年連続して同じ子供達を担任してきた。初めは2年生から上がってきた小さい小さい子供達。それが最後は6年生に向かう大きくなった子供達。とても素直な児童で、行事にはまっすぐ一生懸命、学年の仲が良くみんな前向きな児童であった。「そんな子達が大好きですよ」。学級通信を通じて子供のいいところを発信していたが、ほんとに毎日が成長であった。初めは小さな事で喧嘩(けんか)もありながら、ちゃんと自分で反省し、仲間に優しくできる子達である。職員室が怖かった分、毎日子供といる時間が幸せでたまらなかった。「ずっとこの子達と一緒にいたい」。そう思える子達だった。クラス全員で誕生日に手紙を本にしたプレゼントを用意してく
神戸市立東須磨小で激辛カレーを強要するなどした教諭いじめ問題の発覚後、市教育委員会の職員として対応に当たっていた30代の男性が令和2年に自殺したのは、市が長時間労働や精神的負担に対し適切に対応しなかったためだとして、妻らが市に約1億3800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、神戸地裁(島岡大雄裁判長)は16日、約1億2千万円の賠償を命じた。 判決によると、市教委事務局の係長だった男性は、問題が元年秋に表面化してから苦情の電話が外部から殺到し、教育委員との間の窓口も務め繁忙となった。時間外労働は同年9~11月に月60~90時間に上り、2年1月末頃に精神疾患を発症。同年2月に自殺した。 判決は、上司に「睡眠薬を飲んでいる」と申告していたのに、産業医の診察を受けさせるなどの措置を取らなかったと指摘。自殺を予見できなかったとする市側の主張を退けた。 いじめ問題を巡っては兵庫県警が2年3月に暴行や強
IHIは24日、子会社のIHI原動機(東京)が船舶用や陸上用のエンジンの燃費に関するデータを改竄していたと発表した。改竄は新潟内燃機工場(新潟市)と太田工場(群馬県太田市)で行われ、国内外に出荷された計4361台に上った。納入先には海上保安庁やJR北海道が含まれている。国土交通省が詳しい状況を調べている。 IHIは1853年創設の石川島造船所を源流とし、現在は航空用ジェットエンジンや産業用機械、トンネルをはじめとする交通インフラなどを手がける日本有数の重工業メーカー。旧社名の石川島播磨重工業の英文表記「Ishikawajima Harima Heavy Industries」に基づき、2007年に現社名になった。23年3月期連結の売上収益は1兆3529億円。
上司への苦言をきっかけに長期の自宅待機を命じられ、懲戒解雇されたのは不当だとして、みずほ銀行元行員の50代の男性が同行に慰謝料1500万円などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、約4年に及んだ自宅待機は「限度を超え違法」として330万円の支払いを命じた。男性は行員の地位確認も求めたが、須賀康太郎裁判長は、解雇には理由があったとして「有効」と判断した。 判決などによると、男性は2007年に入行し、営業職として勤務。関西の支店に所属していた14年、上司の勤務姿勢に関し、配慮を求めるメールをこの上司らに送信した。銀行側は周囲と不和を生むなど男性の態度を問題視し、別の部署に異動させた上、人事担当者が16年4月に退職を勧めるとともに自宅待機を命令。20年10月まで続いた。男性はその後も出社せず、21年5月に懲戒解雇された。
辞意を表明した静岡県の川勝平太知事=2日午後(青山博美撮影)静岡県の川勝平太知事が2日、県庁内で記者団の取材に応じ、「6月の(県)議会をもってこの職を辞そうと思う」などと語り、知事職を辞する意向を表明した。川勝氏は1日に行われた新規採用職員向けの訓示で、職業差別と取れる発言をして批判を浴びていた。 川勝氏は訓示で、新規採用職員らに「毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかとは違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方。それを磨く必要がある」と述べた。 この発言を受け、2日午後に記者団の取材に応じた川勝知事は辞職を表明。「いろいろな職種があるということであり、差別的な意図や意識はない」とした上で「言葉が不十分だった。不愉快に思った人がいたら申し訳ない」と謝罪した。 川勝氏は早稲田大教授や静岡文化芸術大学長などを経て平成21年の知事選で初当選。知事就任以降、令和3年に同県御殿
連続在職日数で歴代単独最長を更新したばかりの28日、安倍晋三首相は辞意を表明した。政権復帰を果たした平成24年末以降、安倍政権はさまざまなキャッチフレーズを掲げてきた。首相は何を訴え、実現し、何が次代に託されることになったのか。主なスローガンを通じ、安倍政権の約7年8カ月を振り返る。 日本を、取り戻す。 民主党政権時代の24年12月、首相は野党の自民党総裁として臨んだ衆院選で294議席を獲得し、政権を奪還した。 「世界をリードする技術力を持ち、豊かな教育を受け、だれもが安心して生活できる、それが本来の日本の姿です。取り戻す。皆さまとともに総力で」 自民党のCMでこう訴えた首相。念頭にあったのは、3年3カ月に及ぶ民主党政権がもたらした混乱からの回復だ。首相は昨年2月の自民党大会でも「悪夢のような民主党政権」と呼ぶなど、旧民主党政権への批判は安倍政権の通奏低音となっている。 アベノミクス 政権
神戸大のバドミントンサークルに所属する学生が旅館で不適切な行為をしたとして、神戸大は19日、ホームページ(HP)で謝罪のコメントを発表した。学生が天井を壊すなどしている動画や画像が18日午後にX(旧ツイッター)上に投稿されていた。学生の顔にはモザイクがかけられているが、大学がサークルの代表者に確認したところ、迷惑行為を認めたという。 X上には、神戸大の男女とみられる集団が、旅館で胴上げをして天井に穴をあける動画のほか、複数の男女が穴の開いた障子から顔を出したり、「旅館の物品荒らしすぎでしぬ」などのコメントが入ったりした集合写真などが掲載されていた。 神戸大はHPで「本学学生による不適切行為がSNS上に掲載されており、関係者の皆さまには大変ご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げる」とコメントした。
自民党和歌山県連が主管した会合後に行われた懇親会で、男性にしなだれかかる女性ダンサー。懇親会には国会議員も参加していたとみられる(一部画像を処理しています)記事に戻る
自民党和歌山県連が主管した会合後に行われた懇親会で、男性にしなだれかかる女性ダンサー。懇親会には国会議員も参加していたとみられる(一部画像を処理しています) 近畿の自民党若手議員らが参加した昨年11月の会合で、主管した党和歌山県連が下着と見まがうような露出の多い衣装をまとった複数の女性ダンサーを会場に招いていたことが8日、関係者への取材で分かった。産経新聞が入手した動画には、ダンサーに口移しでチップを渡す参加者の姿も。費用は党本部や県連が支出したが、公費が含まれている可能性がある。 会合は昨年11月18日に和歌山市内の「ホテルアバローム紀の国」で開かれた「青年局近畿ブロック会議」で、党本部青年局の国会議員や近畿2府4県の若手地方議員、党関係者など約50人が参加した。 女性ダンサーが登場した会議後の懇親会にもほぼ同数が参加。動画では、少なくとも5人が音楽に合わせてステージや宴席のテーブル周辺
徳島県教育委員会が令和2年度に調達し、県立高校などに配った「1人1台」のタブレット端末1万6500台のうち半数超が故障した問題を巡り、同県の榊浩一教育長が8日、辞表を後藤田正純知事に提出したことが県への取材で分かった。 任期は7年3月末までだったが、今年3月末で退任する。引責とみられる。今後、退任日までに県教委の同意を得る見通し。県は11日の県議会で、後任の人事案を提案する。 故障が多発しているタブレットは中国のツーウェイ社製。文部科学省の「GIGAスクール構想」を受け、県立高など計30校に配備した。昨夏以降、バッテリーが膨張する故障が急増。調達が追い付かず、1人1台の状態に戻るのは今年9月ごろの予定だ。後藤田知事は、県教委の対応の甘さを批判していた。
若年女性を支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」に対して、自身のブログサイトで名誉を傷つけたとして、警視庁新宿署が名誉毀損の疑いで、「暇空茜」を名乗る自称ユーチューバー(41)を書類送検したことが16日、捜査関係者への取材で分かった。検察に刑事処分の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。 書類送検容疑は、令和4年9月、自身のブログサイトで「Colaboは10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月一人6万5千円ずつ徴収している」と書き込み、コラボの名誉を毀損したとしている。男性は「ブログにそのように書きこんだが、ホームページを見て論評を書いただけ」などと話しているという。
29日に死去が明らかになった漫画家の芦原妃名子(本名・松本律子)さん(50)は、日本テレビ系で昨年10月クールに放送された連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、今月に入り、ドラマの脚本を巡ってトラブルになっていたことをX(旧ツイッター)で明かしていた。 「毎回、漫画を大きく改編した脚本提出された」芦原さんは今月26日、自身のXで、「今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」と説明。経緯を長文でつづっていた。 それによると、芦原さんは原作漫画は未完であり、結末も定めていないことから「必ず漫画に忠実に」、ドラマオリジナルとなる終盤については「原作者があらすじからセリフまで」用意することも条件とし、「場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある」と制作側に求めた。 しかし、「毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていた」とし、「漫画で敢え
池田佳隆容疑者の地元事務所を家宅捜索し、押収物を運び出す東京地検特捜部の係官ら=令和5年12月、名古屋市 自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で東京地検特捜部は7日、政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で元文部科学副大臣の衆院議員、池田佳隆容疑者(57)らを逮捕した。日本青年会議所(JC)会頭出身で抜群の集金力を誇った池田容疑者。集金力があだとなり、安倍派(清和政策研究会)がパーティー収入からキックバック(還流)する額や政治資金収支報告書の不記載額が膨れ上がったとみられる。 「パー券(パーティー券)はしっかり売るように」 池田容疑者の事務所を知る関係者によると、池田容疑者は秘書志望者との面接の際、そう話し、採用後もパーティー券販売に精を出すよう声をかけていた。 大口の支援者へ秘書がパーティー券を売る際は「誠意が伝わるように直接手で持っていくように」と指示。パーティーの時期が近づくと、秘書が
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