香港増補字符集(ホンコンぞうほじふしゅう、中: 香港增補字符集,英: Hong Kong Supplementary Character Set,HKSCS)は、香港特別行政区政府が定めた香港で必要とされる文字を集めたコンピュータ用の文字セット。最新版は2017年5月に発表された『香港增補字符集-2016』で、漢字、漢字の部品、仮名、キリル文字など、計5033字が収録されている。 香港では繁体字が使われ、1980年代にMS-DOSが普及した時点から台湾のソフトウェア、ハードウェアを使っていた関係から、台湾で制定された文字コード(文字セット)であるBig5が普及し、デファクトスタンダードとなっていた。 しかしBig5は台湾の標準中国語を表記するのに必要な漢字を集めただけで、香港の広東語や台湾の台湾語、客家語などに特有の方言字は意識的・網羅的に収録されることがなく実用上不十分であった。 香港に