キングジムの名刺専用スキャナ兼保管ボックス「ビズレージ」の一部製品に同社とやり取りのあった人物の名刺情報が保存され、そのままの状態で販売されていた。製品の試験時に実在する人の名刺をスキャンし、その情報を消去せず出荷したためという。問題となる製品の台数は39台。30人分の名刺情報が流出した状態。 ビズレージは、多数の名刺をスキャンしてデータを本体内に保存するほか、パソコンに転送して管理できる装置。スキャン済み名刺は、本体の「名刺保存ボックス」に入れておける。8月29日に発売した。 今回の問題は、ビズレージの「名刺送りテスト」を実施する際に使うべきでない実在する人の名刺を使用したうえ、スキャンした名刺情報を消去しなかったために発生した。これらの名刺は、キングジムの社員が2007年から2008年ごろにかけて名刺交換で入手したものだそうだ。 キングジムは情報が漏洩した人物に説明/謝罪するとともに、