本稿執筆時、あの東日本大震災からちょうど3カ月が経過しました。震災がもたらした被害は何よりも被災地の皆様の生活に多大なる影響を与え、いまなお復旧に向けて戦っていらっしゃいます。筆者個人としても、会社としても一日も早い復興に向けて応援するとともに、つねにできうる支援をしてまいりたいと考えております。 東日本大震災では、東京電力の福島第一原子力発電所の事故による農作物や海産物、酪農に関する出荷制限と風評被害が発生し、この夏の節電の問題等も連日報道されています。一方で、情報処理推進機構(IPA)や各セキュリティベンダーからたくさんのブログ記事などがポストされた通り、災害情報や被曝情報、計画停電に関する情報を装ったウイルスを含む日本語のメールが飛び交うなど、IT業界や企業システムにも大きな影響が出ました。 エフセキュアでは、このウイルスメールの解析を行ないました。すると、攻撃の多くは特定のユーザー
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