「こんな才能を世の中は待っていた!」 と、震えているのは筆者だけではないと信じたい。9月に太田出版から発行されたマンガ単行本『ミミクリ』。この本は、太田出版の運営するサイト・WEB連載空間『ぽこぽこ』に連載された同名作品をまとめたもの。作品をジャンルで分類するならば、エロあるいはグロ、もしくはエログロである。エログロ、あるいは猟奇系などと称されるこのジャンルは古くより存在しながらも、決してメジャーなジャンルだったとは言い難い。 しかし、このジャンルから出発して、独特の世界観を世に問い、評価をされていったマンガ家(あるいは作家と呼んだほうがいいかも知れない)は、絶えたことがない。パッと頭に浮かぶだけでも、早見純氏・駕籠慎太郎氏・氏賀Y太氏などの名前があがるが、いずれも新たなジャンルの開拓者として、あるいはアートとして評価されているという事実がある。 そんなジャンルに登場した新星・ai7nさん
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