ニュージーランドに限らず、西洋諸国にはラウンドアバウトという丸い交差点のようなものがある。これは日本でも渋滞解消に役立つのではと一部で試験的に導入されているが、ニュージーランドでは渋滞をより深刻にする装置として特に都市部では評判が悪い。場合によっては一時間以上足止めを食うことすらあり、都市部からはその姿を消し始めている。 とはいえニュージーランドのオークランドでは、中央、東西南北と乱暴に区分けをすると、北と東に金持ちが多く住んでおり、西と南は割と貧乏な人が住んでいる、というようになっており、そのため、東と北のラウンドアバウトのほうが先に姿を消しているように見える。 ではなぜこのラウンドアバウトが渋滞をより深刻にするのかについて書く前に、これのルールについて軽く書いておく。 ラウンドアバウトに入った車は、必ず時計回りに回らなくてはならない。そのため、右に行く車は270℃回っていかなくてはなら
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