妊娠中、競技用自転車にはねられけが…損賠提訴 福岡市・天神で2011年4月、妊娠中にブレーキのない競技用自転車「ピストバイク」にはねられ、けがを負ったなどとして、同市の会社員女性(20歳代)が、自転車を運転していた男性(20歳代)を相手取り、計約300万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。 29日に第1回口頭弁論があり、被告は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。女性は「無謀運転をする自転車は多く、危険性が高いことを知ってほしい」と話している。 訴状などによると、事故は11年4月22日夕に発生。女性が横断歩道を歩行中、横切ってきた男性の自転車にはねられ、頸椎(けいつい)捻挫や、腕、足の打撲などのけがを負ったという。男性は道交法違反(制動装置不良)容疑などで書類送検されたが、不起訴になった。 女性は当時、妊娠4か月。約6か月間通院したが、胎児に影響があるため、服薬やマッサージなど十分な