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ブックマーク / www.let.osaka-u.ac.jp (7)

  • 第13章 「ドミナントな白人性」を越えて―近代日本の2つの顔

    メニュー 見出し 紹介 感想 見出し プア・ホワイト プア・ブラック 逸脱した白人 アラブ人とヒスパニック 容器と中身 名誉白人国家、日 白人性という概念 キング牧師 大統領候補の中身 黒人医師 ルース・フランケンバーク 見えない白人性 紹介 プア・ホワイト/プア・ブラック プア・ホワイトという言葉がありますが、知ってますか?最近はワーキング・プアや『蟹工船』も流行で、プアへの注目度アップですね(昔ゲームの名前にプアプア。「ぷよぷよか!」)。 ところで、白人の身体、身体的特徴を持っていても、白人とは単純に認めてもらえない人びとがいます。「白人なのに、白人ではない人びと」が存在するのです(こういう人たちは注目の的ですね。これに関しては『白人とは何か?』第21章を参照してください。少し理由がわかると思います)。たとえば、プア・ホワイトとかホワイト・トラッシュ(白人のくず)と呼ばれる人びとです

  • 幾何学的空間と生きられる空間(1)

    (注記: これは、静岡大学人文学部『人文論集』第45号の1[1994年7月30日発行]に掲載されたものです。) 1、空間の形式性(1) カントの空間論(および時間論)(2) は、周知のように、一方におけるニュートン(およびオイラー)的な「絶対空間」説と、他方におけるライプニッツ的な「空間=関係(事物の秩序)」説という、両者の対立の狭間を縫って、それぞれの持つ難点を回避し、両者を綜合するものとして考え出されたものであった(3) 。カントによれば、ライプニッツ説では、空間は、「経験から抽象された、その分離において混乱して表象された諸現象の関係」(A40=B56f.) (4) に過ぎないこととなり、そこからは、ア・プリオリな判断としての数学の可能性を認めることができなくなる(ibid.) 。他方、ニュートン・オイラー説によれば、ア・プリオリな綜合判断としての数学の可能性は説明されうるが(A40=

  • 第二回講義 予言の自己実現

    §1を序論として、論である社会存在と社会認識の密接な関係について論じよう。 論点1:「社会制度では、認識と存在が不可分に結びついていることが、社       会制度に特有の<あやうさ>と<堅固さ>をあたえている」 論点2:「社会体系は、知の体系と似た構造を持つ」 第一部では、論点1を、社会を説明する上で重要ないくつかの概念装置を説明しながら、明らかにしたい。 参考文献:ロバート・K・マートン『社会理論と社会構造』森東吾他訳、みすず書房。 マートン,1910生まれ、テンプル大学卒業後、ハーバード大学に学び、1936年同大学助教授、41年以降コロンビア大学の社会学教授。『17世紀イ   ギリスの科学・技術および社会』(1938、1970)『科学の社会学』(1965)『理論社会学について』(1967)『社会理論と機能分析』(1969) <「予言の自己実現」の定義> マートンは「予

  • 機械は思考できるか?

    AI(Artificial Intelligence)という言葉をきいたことがるだろうか。AIは人工知能と訳される。文字どおり人工的に人間の手で知能、知性を作ろうとする試みのことである。AIのもっとも有名なものはアーサー・C・クラークの『2001年宇宙の旅』に登場する「HAL」だろう。「HAL」は宇宙船に組み込まれた人工知能であるが、くしくも現在ちょうど21世紀初めの年、2001年であるが今年中には「HAL」の出現はのぞめそうもない。 ここでは「HAL」のようなAI、人工知能について考察してみたい。 「機械は思考できるか?」という問いを理解するためにまずこの問いの主語を少し変えてみよう。 石や砂は思考できるか? 草や木は思考できるか? イヌやネコは思考できるか? 地球は思考できるか? 政治や経済は思考できるか? この中にはひとによっては返答が異なるものも含まれているだろう。「石や砂、地

  • 2002年度前期 文学部「現代哲学講義」題目「指示と問答」 大学院「言語哲学講義」題目「問答の意味論」

    2002年度前期  文学部「現代哲学講義」題目「指示と問答」 大学院「言語哲学講義」題目「問答の意味論」 (これは、昨年度の講義の続きです。) レポートについては、こちらをご覧ください

  • 白人とは何か?

    白人とは何か? ホワイトネス・スタディーズ入門 ようこそ! このページでは藤川隆男編著『白人とは何か?』(刀水書房、2005年)を紹介します。 『白人とは何か?』紹介 白人性(ホワイトネス)の問題が、近年、歴史学や文学、女性学や人種研究、社会学や法学、教育学や心理学など人文・社会諸科学の広い領域で注目を集めるようになっている。このは、白人性研究を日で初めて体系的に解説する書物である。書は4部構成で、第I部では全般的理論、第II部では白人の歴史的形成、第III部では非白人の側から見た白人、第IV部では白人性の構造について論じる。下に学生による各章の要約と感想、感想へのコメントを掲載した。 「国民」が国民国家の形成とともに「構築」されてきたという認識は、歴史家の間で広く共有されているように思う。白人研究においても、生物学的に客観的な基準で分類されていると思われる「人種」が、社会的・歴史

  • 編年別 業績表(著作/論文) - 入江幸男のホームページ

    著 作 (単著、博士学位論文) 1、『ドイツ観念論の実践哲学研究』単著、弘文堂、2001年12月発行 (ドイツ観念論についてのこれまでの論文と、書き下ろしをあわせてまとめたものです。) (共編著) 2.入江・内海・水野編『ボランティア学を学ぶ人のために』世界思想社、1999年9月発行 (担当箇所「ボランティアの思想」) 3.入江・霜田編『コミュニケーション理論の射程』ナカニシヤ出版、2000年3月発行 (担当箇所「社会問題とコミュニケーション」) (共著) 4.『講座ドイツ観念論』第三巻、弘文堂、1990年9月発行 (担当箇所「フィヒテの国家契約説における二つのアポリア」) 5.『ドイツ観念論のディアレクティク』法律文化社、1990年11月発行 (担当箇所「フィヒテにおける弁証法と決断」) 6.叢書『「ドイツ観念論」との対話 第4巻 知と行為』ミネルヴァ書房、1993年12月発行

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