公式サイトやSteamストアページの紹介には「180日で50万ドル稼ぐこと」をプレイヤーの目的として挙げているが、これが思ったよりも難しい。というか、初回プレイでは20日間も生きていられない。マフィアから反感を買って死んでしまうのだ。 しかし悪徳警官としての人生を3回破滅させる頃には、部下の育て方や、事件の危なさを嗅ぎ分ける嗅覚が身についてくる。『This Is the Police』はあらゆるリスクを管理するゲームだ。リスクマネジメントゲームと言ってもいい。警官の死、マフィアの脅し、人員削減、部下の裏切り…様々なリスクがプレイヤーに降りかかる。 『This Is the Police』の面白いところは、マフィアや市長の頼みをこなしていく内に、自分自身が悪に染まっていくところだ。市民を見殺しにしてでもマフィアと協力して稼ぐか、市長を援助して警官の雇用枠を増やしてもらうか…はすべて自分次第。
![汚職警官が180日間で50万ドル貯めるゲーム『This Is the Police』をレビュー。自然と悪に染まってしまう社会派ストラテジー&アドベンチャー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3073e9a69079ccfc798b8873e75fa0247fc98610/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fruntl.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F08%2Fthis-is-the-police-review-2-728x410.jpg)