ネット上でウィニーなどのファイル共有ソフトを使っている人の約4割が、来年1月に改正著作権法が施行されるのを機に同ソフトの利用を控えようと考えていることが22日、コンピュータソフトウェア著作権協会などの調査で分かった。他人の著作物を許諾なしに共有ソフトで公開する行為は今も著作権法違反にあたるが、改正は新たに、それをダウンロードする行為も禁じる内容。罰則はないが、啓発効果が出たといえそうだ。 ネットユーザー約2万2千人に今年9月、アンケートした。ファイル共有ソフトを使っていると回答したのは9.1%。法改正で利用法が変わるかどうかを尋ねたところ、そのうち13.6%が「利用をやめる」、30.7%が「利用を減らす」との意向を明らかにした。今まで通りに利用すると回答したのは21.1%だった。