クマの目撃が相次いでいる神奈川県で、警察と県などが緊急で会議を開き、被害防止に向けて対応策が話し合われました。 会議では住宅地でのクマの目撃が多いことが報告され、警察や県が情報を共有し、被害が出ないよう協力してクマの捕獲を進めたり、警戒を強化したりすることが確認されました。 神奈川県湘南地域県政総合センターの担当者は「ことしは、クマの餌となる山中での木の実が不作で、食べ物を求めて住宅街に下りてきている可能性が高い」と話していました。 神奈川県によりますと、県内でのクマの目撃情報や監視カメラで確認されたケースは今年度、ことし4月から28日までに27件にのぼり、昨年度の同じ時期と比べて3倍近くに増えています。 クマの目撃が相次いでいるのは神奈川県西部で、相模原市が9件と最も多く、伊勢原市が8件、山北町が6件などとなっています。また、今年度の27件のうち、山の中ではなく住宅街や住宅に近い畑などで