◆国際法学会の代表理事等を歴任した信頼の著者による、海洋に関する法的検討◆ 深刻な脅威にさらされている東シナ海・南シナ海。海洋進出を強める中国の動きにどう権益を守るか?海洋立国日本の果たすべき役割と21世紀海洋秩序の構築と課題。 『日本の海洋政策と海洋法(学術選書178)』 坂元茂樹(同志社大学法学部教授) 著 【目 次】 はしがき ◇第Ⅰ部 領 海◇ ◆第1章 日本の領海と海上保安 1 はじめに 2 領海における外国船舶の無害通航権 (1) 通航に関する国連海洋法条約 (2) 通航に関する日本法制 3 沿岸国の権能 (1) 執行管轄権の行使 (2) 外国船舶に対する裁判権 (3) 沿岸国の保護権 (4) 沿岸国による執行措置 4 海上保安庁法の体制 5 おわりに ◆第2章 不審船への対応――無害でない通航を防止するための必要な措置 1 はじめに 2 無害でない通航と沿岸国法令の関係