アニメーション | 02:23 | ついにライブ回、ということもあり相当な期待を背負った感もある6話ですが、山田尚子監督と演出・コンテの石原立也がどう捌くのかと思っていたところ、成る程、こう来たかと。今回描きたかったことは、学園祭における「軽音部」の過ごし方どのような気持ちでライブを迎えるのか主にこの2点でしょう。ライブがメインに見えて、描写の中心となったのは“学園祭ライブ感”なんですよね。一体どのように学園祭当日を過ごし、どういった心境でライブ本番を迎えるのか。構成的にはライブがトリであるものの、それまでの心情や動きを細かに描くことで“学園祭のバックボーン”が強度を増したように思えた。その象徴となったのが5話でも麦わら帽子をかぶって登場した彫像。6話では学園祭仕様に。5話の牧歌的な雰囲気と6話のお祭り感を対比的に関連付けし、心境や空気のシンボルメタファーとして作用させる。麦わら帽子をかぶ