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ブックマーク / yamdas.hatenablog.com (11)

  • 邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2024年版) - YAMDAS現更新履歴

    さて、私的ゴールデンウィーク恒例企画である「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする」の季節である(過去回は「洋書紹介特集」カテゴリから辿れます)。 以前から書いているが、このブログは一度の更新で5つのエントリを公開するのを通例としており、そうするとそのうちひとつくらいは洋書を紹介するエントリを紛れ込ませることができる。そのおかげで、この一年ブログで紹介してきた洋書をまとめるだけで、今回も全38冊(ワオ!)の洋書を紹介できるわけだ。 ご存じの通りの円安の進行のせいで、これから翻訳書の刊行にブレーキがかかるのかもしれない。それは大きな損失だと思う。また先日ある場所で、日のネットユーザがますます海外の情報に目を向けなくなったという話が出たのだが、翻訳書が減少したら、その傾向にも拍車がかかるかもしれない。面白そうな洋書を知ったら取り上げることで、その傾向に抗いたいのである。 まぁ、こ

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  • 邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2022年版) - YAMDAS現更新履歴

    私的ゴールデンウィーク恒例企画である「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする」を今年もやらせてもらう(過去回は「洋書紹介特集」カテゴリから辿れます)。 その前に、今年までは、拙著『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』の宣伝を最初にさせてください。 もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来【電子書籍】yomoyomo 達人出版会 発行日: 2017-12-25 対応フォーマット: PDF, EPUB, ZIP 詳細を見る さて、今回はぴったり全30冊の洋書リストとなった。毎年書いていることの繰り返しだが、洋書を紹介してもアフィリエイト収入にはまったくつながらない。それでも、誰かの何かしらの参考になればと思う。 あとここ数年、Amazon リンクの書影画像が一部表示されない現象に悩まされている。昨年は紙のだけリンクしていたが、

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  • 2020年においてもオープンソースの持続可能性、そしてビジネスモデルは一筋縄にはいかない - YAMDAS現更新履歴

    www.techrepublic.com Slashdot で知った記事だが、タイトルの通り、オープンソースの持続可能性、そしてはそれは単純ではないという話である。 この記事の執筆者は Matt Asay で、彼はおよそ10年前に Canonical の COO を退任しているが、現在は AmazonAWS 部門で働いているのね。 その彼は最近、オープンソースプロジェクトのメンテナに何人もインタビューしたそうだが、そのインタビューイの大半はプロジェクトのサポートでお金を得ていないという。企業から開発に専念できるよう資金援助の申し出がある人もいるがそれは例外的な存在である。 オープンソースの開発やメンテナンスを無償でやってるのは悪い話か? というと話はそう単純ではない。 Linux Foundation の要職にある Chris Aniszczyk は、寄付でオープンソースプロジェクト

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  • Web 3.0がもたらす3つの革命 - YAMDAS現更新履歴

    星暁雄さんのツイート経由で知った文章だが、面白かった。 正直「Web 3.0」というタームも、上で書いた「〇〇2.0」と同じくらい使い古されたものだけど、目的意識がはっきりして再度輝き出した感がある。目的意識とは何か? ズバリ、decentralization である。そうである、『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』にもつながる話なのだ。 この文章は、ウェブの歴史のおさらいから始まる。 昨年ウェブは30周年を迎えた。しかし、ウェブの父ティム・バーナーズ=リーは、その現状が我々が望んだものとは思っていない。 1989年にウェブが誕生し、1995年を「Web 1.0」とすると、Web 1.0 は decentralized でありオープンソースであり(当時、その言葉は発明されてなかったが)、だからこそ GoogleAmazon が生まれる余地があったのだが

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  • Linux Journalの終焉とともに考える、ウェブがインターネット・アーカイブと同義になる恐ろしく悲しい未来 - YAMDAS現更新履歴

    2017年にも終了かという話があった Linux Journal が今度は当に終了とのことである。 1994年の創刊以来、四半世紀にわたり Linux Journal に携わってきたドク・サールズが、その終焉について文章を書いている。彼がもっとも気にしているのは、まさに25年分のアーカイブである Linux Journal のウェブサイトの行方である。 上でリンクしたスラドのストーリーにも「Webサイトも今後数週間のうちに閉鎖される」とあるが、ドク・サールズも、もはや Linux Journal がサブスクリプションベースのデジタル雑誌として存続することは期待していないが、LinuxJournal.com の Drupal ベースのサイト並びにそのアーカイブは残せないものかと訴えている。そして残念ながら、その権限はサールズにはない。 「クールなURIは変わらない」というのも今や昔の話で、

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  • 次世代のプログラミングツール、未来のプログラミング言語の方向性について - YAMDAS現更新履歴

    Quara における「コンピュータプログラミングにおける最後のブレイクスルーってなんでしょう?」という質問に対するアラン・ケイの回答に触発された文章である(アラン・ケイって Quara で精力的に回答してんだね)。 アラン・ケイは上記の質問に対して、プログラミングツールの現状について嘆いている。他分野の工学分野、例えばコンピュータを使ったデザインやシミュレーションやテストであったり製造業であれば、それ用のモダンなツールがあるのに、プログラミングは1970年代から大きく進化していない。我々プログラマは他人のために素晴らしいツールを作ってきたが、自分たちのためのツールはそうでない。屋の子供のに穴が空いてるようなものだ、というわけだ。 この文章の著者であるマイク・ルキダス(O'Reilly Mediaのコンテンツ戦略担当副社長)は、ケイの回答に完全に同意はしてないようだが、我々は未だ「パンチ

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  • 映画『ボヘミアン・ラプソディ』、そして1991年のブライアン・メイのインタビュー記事を題材にたどる史実との相違 - YAMDAS現更新履歴

    Amazon.co.jp限定】ボヘミアン・ラプソディ 2枚組ブルーレイ&DVD (特典映像ディスク&オリジナルTシャツ付き)[Blu-ray] ラミ・マレックAmazon 映画『ボヘミアン・ラプソディ』については、最初批評家による低評価が伝わり、これはパスかなと思いかけたが、実際に観た観客の受けはそれとまったく違い大ヒットという話を聞き、音楽の原体験を聞かれると「1981年に聴いたYMOとクイーン」と答えてきた人間としてはやはり行くべきではないかと思い直し、どうせ観るなら最良の映像、音響ということで、満を持して IMAX 版を観てきた。 実際の史実と異なる点が多い、フレディ・マーキュリーのセクシャリティについて「ストレートウォッシュ」されている、といった批判は、まぁ、そうですねという感じだったが、ブライアン・メイが奏でる20世紀フォックスのファンファーレで始まり、ライブエイドにおける圧倒

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  • リーナス・トーバルズの謝罪をめぐる疑惑? - YAMDAS現更新履歴

    の虫: Linus、今までの行いを謝罪し一時的にカーネルメンテナーの立場を退いて人の気持ちを勉強してくると発言 先週、大変話題になったリーナス・トーバルズの謝罪だが、個人的にはちょっとひっかかるところがあった。 というのも、今回の意思表明のきっかけとなった Linux カーネルの会議にリーナスがスケジュールを間違えて参加できなくなったら、会議自体が彼に合わせて再スケジュールされたという話が、彼の謝罪内容となんか合致してないように思えたからだ。 After Years of Abusive E-mails, the Creator of Linux Steps Aside | The New Yorker リーナスの意思表明の数日後に公開された記事だが、彼がこれまで主に LKML 上で行った過去の悪行(?)を取り上げ、いろんな女性開発者に取材している。単に彼の意思表明を受けての記事ではなく

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  • Linuxがifconfigやnetstatといった昔からおなじみのネットワークコマンドを置き換える本当の理由 - YAMDAS現更新履歴

    Chris's Wiki :: blog/linux/ReplacingNetstatNotBad もはや Linux で ifconfig や netstat といった昔からある(つまり Unix 由来の)ネットワークツールを非推奨にして、ss や ip といったものに置き換えているという話をワタシが知ったのは……記憶を辿ると、どうやら山形浩生経由らしい。 この方針に対し、古手のシステム管理者には、なんで安定して動いているものを置き換えなければならないのかとイライラする向きもあるのだが、それが必要な理由について解説している。 まず一つには、/proc 配下のいろんなファイルを読む ifconfig や netstat は、iproute2 の一部であり netlink ソケットを利用する ss や ip よりもコマンドの実行が非効率というのがある。これが大規模なシステムだと問題になるとい

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  • BSDは死につつある? 一部のセキュリティ研究者はそう考えている - YAMDAS現更新履歴

    Are the BSDs dying? Some security researchers think so | CSO Online 「目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない」というのがリーナスの法則として知られる経験則だが、BSD 系 Unix OS は、そのソースコードに目を光らせる開発者の目玉が足りてないらしい。 Ilja van Sprundel によると、BSD には容易に115個のカーネルのバグが見つかり(FreeBSD が30、OpenBSD が25、NetBSD が60)、しかもその多くは簡単に解決できる問題とのこと。彼はそのバグ全部をレポートしたのだが、それから半年経ち、その多くが残ったままだったそうだ。 Linux であれば、セキュリティ問題が長期間残ることは少ないのに、BSD はそれと比べて明らかに劣るというのだ。 BSD 系の中では、OpenBSD がセ

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  • どうしてオライリーのビットコイン/ブロックチェーン本の邦訳が出ないのか? - YAMDAS現更新履歴

    Bitcoin は「失敗した」と主要開発者が離脱を表明したり、一方で英国政府が「ブロックチェーン技術を積極活用すべし」との調査報告書を公開したりと2016年になっても何かと話題のビットコイン/ブロックチェーン界隈だが、個人的に細かいことで一つ疑問に思っていることがある。 それは、なんでオライリーのビットコイン/ブロックチェーンの邦訳が出ないのか? ということである。 一昨年だかやたらと Bitcoin をテーマにしたが出たが、技術解説としては決定版といえる Mastering Bitcoin が2014年末に出ている。 Mastering Bitcoin: Unlocking Digital Cryptocurrencies 作者: Andreas M. Antonopoulos出版社/メーカー: O'Reilly Media発売日: 2014/12/20メディア: ペーパーバックこの

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