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社会学に関するnizimetaのブックマーク (99)

  • 調査する人生 第1回:打越正行 x 岸政彦 相手の10年を聞くために、自分の10年を投じる|web岩波たねをまく

    今回お話しするのは、和光大学の打越正行さんです。2019年に刊行された『ヤンキーと地元──解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち』(筑摩書房)は、発売より大きな話題を呼び、第6回沖縄書店大賞 沖縄部門大賞を受賞しました。対談を通じて、10年以上をかけて沖縄の若者たちの社会に入っていった打越さんの「調査する人生」を聞きます。 暴走族の中でパシリをはじめる 岸 打越正行さんは社会学の中では伝説的なひとで、最初に会ったのは15年くらい前、当時からすごいフィールドワーカーがいると話題になってたんです。まだ20代ですよね。あの時は沖縄に入る前だった? 打越 そうですね。広島で暴走族の調査をやってた頃です。はい。 岸 その調査は、打越さんが暴走族のたまり場に歩いて近寄っていって、「ぼくを入れてください!」って言って始まった。 打越 人類学的には極めてオーソドックスな、つまり調査する人びとの

    調査する人生 第1回:打越正行 x 岸政彦 相手の10年を聞くために、自分の10年を投じる|web岩波たねをまく
  • 書評 「不平等の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    不平等の進化的起源: 性差と差別の進化ゲーム 作者:ケイリン・オコナー大月書店Amazon 書は,科学哲学者でありかつ進化ゲーム理論家であるケイリン・オコナーによる進化ゲームの均衡解として(差別的偏見がなかったとしても)社会的カテゴリー間の不平等をもたらす慣習や規範が創発しうることを丁寧に論じたである.社会的カテゴリーとしては特にジェンダーが大きく取り上げられているが,人種や宗教などにも当てはまる議論になっている.原題は「The Origins of Unfairness: Social Categories and Cultural Evolution」. 序章で各章の概略と文化進化の簡単な解説(文化進化の存在は書において進化ゲームを用いる基礎的な前提になる)をおいた後に論に入る. 第1部 社会的強調による不平等の進化 第1章 ジェンダー,協調問題,協調ゲーム 最初のジェンダーと

    書評 「不平等の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    nizimeta
    nizimeta 2022/01/04
    “本書の結論を「比較的わずかな条件の元で不平等な慣習は進化しうる.より公平な慣習への介入は可能だが,文化進化は常に働くので不断の介入が重要だ」と簡単にまとめている”
  • 次のAmazonレビューを確認してください: 戦争の社会学 はじめての軍事・戦争入門 (光文社新書)

    買ってから1時間ほどでざっと読み流してみた。酷いものだった。 1.タイトル及び「戦争社会学」に関して しょっぱなから「戦争社会学」「軍事社会学」を日で誰もやっていない~などと書いてあるのがまず大嘘である。戦争社会学に関しては近年の「戦争社会学研究会」成立を挙げるまでもなく、(確かに体系化・組織化したのは研究会設立構想の以後かもしれないが)日でも社会学者による戦争・軍隊の社会学的研究は行われてきた。90年代以降の歴史問題・慰安婦問題にナショナリズムやフェミニズム・ポストコロニアム等の理論で積極的に切り込んだのも社会学者では無かったか。 ここ最近では特に、軍事史学会の歴史学者たちの間で『広義の軍事史』として社会史的アプローチが盛んだし、文化人類学でも昨年論文集 軍隊の文化人類学 が出版されているなど、様々な分野で(相互の人材交流を通して緩やかなアカデミックコミュニティを形成しながら)戦争

  • 他者理解の四つの道――岸政彦「鉤括弧を外すこと――ポスト構築主義社会学の方法論のために」(『現代思想』、2015年7月号)を読む|山口尚

    他者理解の四つの道――岸政彦「鉤括弧を外すこと――ポスト構築主義社会学の方法論のために」(『現代思想』、2015年7月号)を読む 或るひとがインタビューにおいて自分の体験を語る――ここからインタビュアーである私が〈このひとに起こったこと〉を文章として書き出す。このとき、何が起こっているのか。はたして、他者から事実についての情報が私へ伝えられ、私がその事実について書く、というような単純なことが生じているのか。いや、事態はもっと複雑なのではないか。そもそも、他者の用いる言葉は、私の用いるそれと同じなのだろうか。〈他者の言葉を理解してそこから事実に関する文章を書く〉というのは、よくよく考えれば、たいへん難しい作業なのではないか。ひょっとしたらそれは乗り越えがたいギャップを内蔵するのではないか。はたして「他者理解」なる企ては遂行可能なのか。いったいぜんたい、可能な「他者理解」があるとすれば、それは

    他者理解の四つの道――岸政彦「鉤括弧を外すこと――ポスト構築主義社会学の方法論のために」(『現代思想』、2015年7月号)を読む|山口尚
  • ヤバい社会学 / 一日だけのギャング・リーダー | 本の要約サービス flier(フライヤー)

    きわめて治安の悪い居住区、通称「ゲットー」。そこで暮らす人々がどのような生活を送り、ギャングたちとどう共存しているのか、ありのままを伝える文献や映像は少ない。そういう意味で、実際ゲットーに足を踏み入れ、住人やギャングたちと時間をともにし、その実態を生々しく描いた書は貴重な文献だ。 彼らは、マスコミや民生委員たちに心底嫌気がさしてしまっている。著者が彼らに受け入れられたのは、白人ではなく南アジアからの移民という立場、そして大学院生という客観的に物事を観察できる立場にあったことが大きいだろう。著者が、彼らの生活に無知であることを隠そうともせず、素直に彼らの話に耳を傾けていたのも奏功したのかもしれない。 彼らのなかでも、特に著者と深く関わってくるのは、ギャングの若きリーダー・JTだ。ただ彼だけでなく、アメリカ最悪のゲットーの一つに数えられるロバート・テイラー・ホームズの人たちも、この「物語」に

    ヤバい社会学 / 一日だけのギャング・リーダー | 本の要約サービス flier(フライヤー)
  • 沖縄ヤンキーの生活、そして沖縄の建設業 彼らと走って、働いて、飲んで、わかってきたこと - RYUKYU JOURNAL 沖縄の経済を照らし出せ

    ひと ヤンキーの若者たちの生活、そして沖縄の建設業 彼らと走って、働いて、飲んで、わかってきたこと 2019年03月23日 沖縄の、いわゆる「ヤンキー」と呼ばれる若者たちを、参与観察、つまり行動を共にしながら調査を行なった社会学者がいる。社会学博士の打越正行さんだ。暴走族のパシリになったり、バイクの後部座席に乗せてもらったり、まさに体当たりの「飛び込み」調査を敢行したのだ。 そんな打越さんによると、そういった若者たちの半分以上が建設関係の仕事に就いているという。建設現場でも共に汗を流したという打越さんに、建設業界の実情や従業員たちの厳しい上下関係の現実について、お話を伺った。 打越正行さん ――暴走族・ヤンキーの若者と行動を共にしたのは、どんな狙いがあったんですか? 通常は、研究者が非行少年の話を聞くときは行政の紹介などを経て少年院などの施設で当事者の話を聞くことが多いです。 しかし、少年

    沖縄ヤンキーの生活、そして沖縄の建設業 彼らと走って、働いて、飲んで、わかってきたこと - RYUKYU JOURNAL 沖縄の経済を照らし出せ
  • フェミニズムのパラドックス - 株式会社 勁草書房

    『装置としての性支配』(1995年)につづく第5論集。90年代後半から今日までのフェミニズム、ジェンダー論を中心とした著者の代表的な仕事を収める。「女の時代」と呼ばれた80年代から一転して90年代のフェミニズムは、普及と拡散という事態に直面し、フェミニズム離れという現象すら起きている。少子化、晩婚化、経済不況の深刻化のなかでフェミニズムがかかえている課題を明らかにする。総論から各論へ、女性全体の問題から個別の問題へ、という時代の変化の意味を探っていく。性の商品化、性暴力、自己決定、セクハラなどの問題群をどう考えればよいのか。 はじめに I 日フェミニズムの現在 1 普及か拡散か 2 戦後日社会における女性 3 九〇年代の女性 4 九〇年代フェミニズム 5 遅すぎた改革――日の社会は活力回復に女性の力を生かせるのか 女性学・フェミニズム・ジェンダー研究 1 第二波フェミニズム運動と女

    フェミニズムのパラドックス - 株式会社 勁草書房
  • 有賀美和子『現代フェミニズム理論の地平──ジェンダー関係・公正・差異』

    『現代フェミニズム理論の地平──ジェンダー関係・公正・差異』 有賀 美和子 20000115 新曜社,230p. 立命館367.2-A79 有賀 美和子 20000115 『現代フェミニズム理論の地平──ジェンダー関係・公正・差異』,新曜社,230p. 2200 ISBN:4-7885-0700-5 立命館367.2-A79 [bk1] プロローグ 第一章 女性学の歴史フェミニズム理論の変遷 1 成立期の女性学とフェミニズム 2 「差異派」フェミニズム理論の展開 3 三大理論を超えて──種々のフェミニズム統合への模索 第二章 フェミニズム理論の基的視座 1 フェミニズム理論のフレーム・ワーク 2 フェミニズムの理論化と解体 3 フェミニズム理論のディレンマを超えて 第三章 「経済的依存性」とジェンダー 1 ジェンダー関係としての「経済的依存」 2 ジェンダーと依存性 3 ジェンダー論の

  • ジョセフ・ヒース「社会構築主義:基礎編」(2018年5月26日) — 経済学101

    Social constructivism: the basics Posted by Joseph Heath on May 26, 2018 | philosophy 筆者の同僚のジョルダン・ピーターソンがこれほどの有名人になった理由の一つは、彼の批評の多くがあまりにも難解だからだ彼の批判者の多くがあまりにも混乱しているからだ。ピーターソンの論争は、(このようなたとえ話が許されるなら)ナイフでの白兵戦に銃を持ち込む奴のように見えることが一度ならずあった。このことは、ピーターソンの社会構築主義に関するさまざまな議論で特に顕著であり、その中には「樽の中の魚を撃つ」(訳注:アホらしいほど簡単な、という意味の慣用的比喩)ような質の議論もあった。その主な理由は、何かが「社会的に構築された」と言うことが何を意味するのか、そして、それが政治的に何を意味するのかについて、学者や運動家を含む多くの人たち

    ジョセフ・ヒース「社会構築主義:基礎編」(2018年5月26日) — 経済学101
  • 転職の社会学 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社

  • ウォルター・ワラス(1971→2018)『科学論理の社会学』 渡辺深 訳 - ミネルヴァ書房

    社会学において科学的であるということはいかなることか。観察、一般化、仮説の過程、そして言語的論理と数学的論理との違いを論じつつ、科学としての社会学とは何かを探る。理論と方法の循環モデルは、「ワラスの輪」と呼ばれ、互いに回転しながら科学的過程を構成することを示したものとして著名。書は、社会科学である社会学の基礎の部分を論じた古典的名著として読み続けられている。(原書:Walter L. Wallace. 1971 The Logic of Science in Sociology. Chicago: Aldine Publishing Company.) [ここがポイント] ◎ 科学としての社会学の基礎の部分を論じる。 ◎ 1971年の刊行以来読み継がれる古典的名著の全訳 はしがき 第1章 序 文 科学と三つの選択肢 科学的過程における諸要因の概説 デュルケームの『自殺論』にもとづく解説

  • 2018-02-11 - frrootsのtwitter補完メモ

    はじめに 先日、広辞苑の「フェミニズム」の項目が新しくなったというニュースがありました。以前は「女性の社会的・政治的・法律的・性的な自己決定権を主張し、男性支配的な文明と社会を批判し組み替えようとする思想・運動。女性解放思想。女権拡張論」という説明だったのが、最新の第7版では「女性の社会的・政治的・法律的・性的な自己決定権を主張し、性差別からの解放と両性の平等とを目指す思想・運動。女性解放思想。女権拡張論。」という説明になったそうです。「男性支配的な文明と社会を批判し組み替えようとする」が「性差別からの解放と両性の平等とを目指す」に変わっています。「平等」という文言が入ったのは、明日少女隊というグループの活動の成果であり、敬意を表したいと思います。 けれど個人的には、「平等」という言葉が入ることでフェミニズムのイメージが変わるかというと、必ずしもそんなことないのではないかという気もしていま

    2018-02-11 - frrootsのtwitter補完メモ
  • こぶしフォーラム あなたが平等主義者なら、どうしてそんなにお金持ちなのですか

    ウェブストアに1冊在庫がございます。(2023年11月16日 21時23分現在) 通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。 出荷予定日とご注意事項 ※上記を必ずご確認ください 【ご注意事項】 ※必ずお読みください ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。 ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。 ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。 ◆お届け日のご指定は承っておりません。 ◆「帯」はお付けできない場合がございます。 ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。 ◆特に表記のない限り特典はありません。 ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。 ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。 ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。

    こぶしフォーラム あなたが平等主義者なら、どうしてそんなにお金持ちなのですか
  • ミニ特集:ジェンダーな社会系の本

  • 宗教社会学 - 株式会社 明石書店

  • デヴィッド・グレーバー『負債論 貨幣と暴力の5000年』

    『負債論』は21世紀の『資論』か? 刊行とともに重厚な人文書としては異例の旋風を巻き起こした世界的ベストセラーがついに登場。現代人の首をしめあげる負債の秘密を、古今東西にわたる人文知の総結集を通して貨幣と暴力の5000年史の壮大な展望のもとに解き明かす。「経済」の意味を解体しつつ、資主義と文明総体の危機を測定し、いまだ書かれざる未来の諸可能性に賭ける、21世紀の幕開けをしるす革命的書物。 人類にとって貨幣は、交換という利便性の反面、バブルなどの破局に向かう幻想の源泉でもある。人類史的な視座から、このような貨幣の質からリーマン・ショックやギリシア・デフォルト問題などの国際的金融的危機を解明する壮大な構想を展開する。産業資が衰退し、金融資が質的、かつ量的に拡大する今日、現代資主義を理解する上で必読の文献である。 【欧米の批評】 ●トマ・ピケティ(経済学者) 『負債論』、愛しています

    nizimeta
    nizimeta 2016/10/26
     グレーバー「負債論 貨幣と暴力の5000年」
  • 日本の貧困は「降格する貧困」に近づいている。セルジュ・ポーガム『貧困の基本形態』講演から。 - 望月優大のブログ

    「はしごの下にいるんだよ。それ以外におれたちが誰なのかをはっきりさせる言葉があるのか。おれたちははしごの下にいて、うやわず、それだけさ。おれたちのための言葉なんてない。はしごの下には工員がいて……やがて上に上がっていく。でも、おれたちは?失業者じゃない、工員じゃない、何でもない、存在しないんだよ!社会の乞だ。それがすべてさ。何者でもないんだ!」(工場勤務歴20年以上の41歳RMI受給者の語り) セルジュ・ポーガム『貧困の基形態』終章の冒頭に掲げられたエピグラフ 10/22に現代フランスを代表する社会学者であり、貧困の社会学で有名なセルジュ・ポーガム教授の講演に行きました。講演のタイトルは「貧困の基形態 日的特殊性の有無について」となっており、今年日語訳された『貧困の基形態』のタイトルをそのまま掲げつつ、さらに日貧困についても語ることが期待されました。 日仏会館フランス事

    日本の貧困は「降格する貧困」に近づいている。セルジュ・ポーガム『貧困の基本形態』講演から。 - 望月優大のブログ
  • ハーレクイン対フェミニズム

    1 はじめに 1963 年, 時代を画する 1 冊のアメリカで出版された。 Betty Friedan の The Feminine Mystique。 平凡な結婚生活を送っていた女性が, ある時ふと, その何不自由ない結婚生活の中に息苦しさを覚えるようになり, 自分は当に幸福なのだろうか, これ以上のものを人生に期待するのは間違っているのだろうかと自問し始める。 そんな女性の覚醒の瞬間から筆を起こしたこのが, 女性を家庭の中に閉じ込めようとする父権制社会の構造を暴き出し, 女性の自立を促して, 1960 年代後半から 1970 年代にかけて盛んになる女性解放運動の先駆けとなったことは, 既に常識の内と言ってよいだろう。 つまり 1963 年という年は, 新世代 (第 2 波) フェミニズムの誕生を歴史に刻む, 記念すべき年なのだ。 だが 1963 年という年は, 女性と結婚にかか

  • 産業社会学部 | 立命館大学

    このページに関するご意見・お問い合わせは 立命館大学 産業社会学部 衣笠キャンパス 〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1 TEL:075-465-8185 Fax:075-465-8196 Email:sanshajm@st.ritsumei.ac.jp >>窓口時間 ※毎週水曜の午前中は窓口を閉室致します。 >>2月・3月の窓口時間はこちら[PDF] ※入学試験のため、変則的な閉室があります

    産業社会学部 | 立命館大学
  • 「フェミニストはいつフェミニストでなくなるか?」 by ポーラ・ライト - 道徳的動物日記

    www.psychologytoday.com 今回紹介するのは、ポーラ・ライトの「フェミニストはいつフェミニストでなくなるか?(When is a Feminist Not a Feminist?)」という記事。タイトルからは分かりづらいが、「家父長制」の存在を主張したり、社会構築主義的な主張をするタイプのフェミニズムを批判する記事である。 記事の先頭に付いている紹介によると、著者のポーラ・ライトは、進化生物学・心理学・人類学・生態学の観点からエビデンスに基づいてセックスとジェンダーを分析している独立研究者である。彼女は自分の研究を「ダーウィン主義的ジェンダー研究」と呼んでいて、彼女のブログのタイトルも「Darwinian Gender Studies」である。 porlawright.wordpress.com 記事内では参考リンクが数多く貼られているのが、煩雑になるのを避けて、翻訳の

    「フェミニストはいつフェミニストでなくなるか?」 by ポーラ・ライト - 道徳的動物日記