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ブックマーク / koiti-yano.hatenablog.com (27)

  • ザモデル戦争〜the Last Name〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    流行遅れで申し訳ないのですが、やっと映画「デスノート the Last Name」を見てきました。映画「デスノート 前編」は公開してすぐに見に行く余裕があったのですが、「the Last Name」の方は余裕がなくてやっと先日見に行くことができました。 映画の出来としては「ここ最近見た日映画の中ではそれなりに面白かった」と思います。これくらい面白いならば、今後も日映画を見に行くと思います(Lのスピンオフはどうなるかはよく分かりませんが、少し期待しています)。 さて、かなり唐突で申し訳ないのですが、「デスノート 前後編」を見ていて、「この光景はどこかで見たことがあるな」という気がしてなりませんでした。 それは「いちごびびえす」という電子掲示板で2002年6月4日からしばらく行われたザモデル氏(通称)とそれ以外の参加者の論争です。 どんな論争かというと、アメリカ帰りのPh. D (Econ

    ザモデル戦争〜the Last Name〜 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 日本経済を対象とした推計DSGEモデルにおける財政政策:非リカーディアン家計で全て説明できるか? - ハリ・セルダンになりたくて

    職場のdiscussion paperとして以下の論文が公表になりましたので、ご紹介します。 岩田安晴「日経済を対象とした推計DSGEモデルにおける財政政策:非リカーディアン家計で全て説明できるか?」ESRI,ESRI Discussion Paper No.216 矢野が以前書いた「DYNARE による動学的確率的一般均衡シミュレーション」にも書いたことですが、DSGEはその長い歴史の中で金融政策の分析に使われる場合が大半でした。というのはDSGEでは合理的家計(リカーディアン家計)を出発点にするため、長期的にはリカード命題が成り立ち、財政政策はあまり大きな効果を持たないからです。 しかし、近年、各国政府・中央銀行が採用するDSGEモデルでは流動制約下の家計(非リカーディアン家計)を導入することによって財政政策も分析しようと試みがなされることが多いです(近年の動向は岩田論文に記述されて

    日本経済を対象とした推計DSGEモデルにおける財政政策:非リカーディアン家計で全て説明できるか? - ハリ・セルダンになりたくて
  • 原油価格高騰(コストプッシュ型インフレ)についてヘリコプター・ベンが一言 - ハリ・セルダンになりたくて

    ふすさんのご質問 リフレ派のかたがたは、昨今のコストプッシュ型のCPI上昇については 良いものとして考えられるんでしょうか? (2次的な影響から、インフレ期待も上昇させると言われていますが・・・) ふすさんのご質問は昨今の原油価格高騰などの影響による「コストプッシュ型のインフレ」(これは、要は原油価格高騰の影響を受けて、ガソリン価格や品の価格など様々な商品の値段が上がっていることですね)について「リフレ派はどう思っているか?」ということだと思います。 それに関してはすでに非常に明確な答えがあります。ベン・バーナンキ「リフレと金融政策」(高橋洋一訳・日経済新聞社)に (1970年代に石油価格が上昇したのに対応して、当時のFRBが金融引き締めを行ったことを批判した上で) 今日では石油価格の上昇は、金融政策の引き締めではなく、一段の金融緩和政策の検討を促す可能性の方が大きいのです。 『インフ

    原油価格高騰(コストプッシュ型インフレ)についてヘリコプター・ベンが一言 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 加藤涼「現代マクロ経済学講義」に関する無駄に長い書評 - ハリ・セルダンになりたくて

    [お断り] 1. 第3章と第4章はあまり読んでいない(特に第4章はまったく読んでいない)ので、以下の書評は第1章、第2章、第5章、第6章、第7章に関するものです。 2. 以下の書評は2006年1月から2月にかけて加藤さんからいただいた書の「草稿」を読んだときの感想が大部分を占めています。出版された書を読んでみると細かい修正はあるようですが、大きな変化はないようなので、その時の感想に基づいて書きます。 3. 書の「日経済へのインプリケーション」に異論のある方もいらっしゃるでしょうが、それには少し目を瞑って「DGEの教科書」として書評しますので、よろしくお願いします(←韓リフ先生向けのメッセージ) [現代マクロ経済学の主流] 矢野の理解が正しければ、現代マクロ経済学の主流は「動的一般均衡モデル(Dynamic General Equilibrium Models, 以下DGE)」によっ

    加藤涼「現代マクロ経済学講義」に関する無駄に長い書評 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 2008-02-11 - ハリ・セルダンになりたくて  まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか

    [要約] ナシーム・ニコラス・タレブ「まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」はランダム性を学ぶのに最適。啓蒙書を読むことはほとんどない人生。読むべきはおっさんどもではなくて高校生など若い人たち。規則の逸脱。20年前の田舎の高校生。偶然であるがゆえに連続す。モンテカルロ法な話。乱数と低い違い列。そして、推薦の言葉 [規則の逸脱] 僕は、普段は、啓蒙書を書評したりは(あまり)しない。時折、知り合いに啓蒙書を書いて、僕に献してくれる人がいるのだが、それらのほとんどをblogで取り上げたことがない。 それは意地悪をしようとかそういう意図はなく、僕が「ほとんど啓蒙書を読まない」からだ。僕が啓蒙書を読むのはよっぽど何かあった時だけだ。雷に打たれて神の啓示を得たとか、他人の名前を書くとその人が死んでしまうノートを拾ったとか、ライトセーバーを持った黒いヘルメットに黒マントの大男に「私がお前の

    2008-02-11 - ハリ・セルダンになりたくて  まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
  • 粒子フィルターと動学的確率的一般均衡モデル〜トレンド・パラメーター・景気変動の同時推定〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    日の東京大学経済学部応用統計ワークショップでの発表資料をアップロードしました。時間が足りなくて、日英語が入り交じっています_| ̄|○ 応用統計ワークショップ(2011年6月16日)発表資料 http://dl.dropbox.com/u/2260564/yano/lecture04.pdf 応用統計ワークショップ http://www.cirje.e.u-tokyo.ac.jp/research/workshops/stateng/stateng.html

    粒子フィルターと動学的確率的一般均衡モデル〜トレンド・パラメーター・景気変動の同時推定〜 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 震災復興における所得移転と通貨発行益の活用:あるニューケインジアンからの提案 - ハリ・セルダンになりたくて

    ニューケインジアンの立場から「震災復興における所得移転と通貨発行益の活用」について検討しました。 矢野浩一「震災復興における所得移転と通貨発行益の活用:あるニューケインジアンからの提案」 http://dl.dropbox.com/u/2260564/tohoku/tohoku001.pdf 上記論文による検討の結果、 (1)まず「通貨発行益を利用する財政政策とインフレーションターゲット」の併用策を実行し、 (2)それでも震災復興に不十分であった場合には所得移転を利用する政策を実行する 「二段階政策」が良いのではないかという結論に達しました(詳細は論文をご覧ください)。 3月13日(日)夜からモデル構築を始めたのですが、様々な業務の合間に書いたので、実質的には四日間程度の短期間で作成した論文です。いろいろ不十分な点があるかと思いますが、ご意見等いただければ幸いです(なお、ご意見を反映して論

    震災復興における所得移転と通貨発行益の活用:あるニューケインジアンからの提案 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 大不況(the Great Recession)とDSGEモデル - ハリ・セルダンになりたくて

    以前からある方に「大不況(the Great Recession)をDSGEで分析した論文にはどのようなものがあるか」という質問をいただいていました。残念ながらなかなか時間が取れず先延ばしになっていたのですが、先日少し時間がとれたので、幾つかまとめてみました。 大不況(the Great Recession)とDSGEモデル〜ある方からの質問への回答〜 さて、ご質問の「大不況(the Great Recession)をDSGEで分析した論文は」とのお話ですが、結構いろいろあるので、おおよその話を書かせていただきます(矢野の知る限りサーベイはまだありません)。 [長年に渡る研究の上に現在の議論がある] 現在のアメリカの状況は(1)金融機関の破綻や資産価格の下落、(2)デフレ(もしくはディスインフレ)、(3)ゼロ金利制約(もしくは流動性の罠)といった面で1930年代のアメリカの大恐慌、1990

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  • 連邦主義者〜実名・匿名論争に関する私的見解と統計分析の考え方〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    [我らは日々、嵐に立ち向かう] さて、我々の生活は常に困難に満ちています。 (事例その1)満員電車の中で突然、お腹が痛くなったのに、事故で電車が止まってしまったり(しかも、駅に到達する直前に!)、 (事例その2)明日定期テストなので一夜漬けをしようと思ったがうっかり寝てしまって、起きたらすっかり朝だったり、 (事例その3)通貨発行権を国民から付託されているはずの中央銀行がデフレになったらその職務を放棄し、「いや、我々はもう出来る事はありません」と言張ったり・・・ そう、困った事に我々の生活は常に困難に満ち満ちていますね・・・ 僕はそんな中でも、いつも出来る限りユーモラスな回答を求めています・・・いや、まあ、そんな都合のいいものが得られるかどうかはまた別の話ではあるんですが・・・回答がないにしても日々の生活はユーモラスであってほしいといつも思っています。 [実名と匿名と] インターネット上で

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  • 通貨発行益とは何か - ハリ・セルダンになりたくて

    さて、現在、今週の講義の「貨幣と金融システム」のスライドの補足と来週の講義の「金融政策」のスライドを作っているのですが、「通貨発行益を教えるべきかどうか」について悩んでいます。とは言っても教えなくても金融政策について講義するには差し支えないので、今のところ「教えない」方向で考えているのですが・・・ 一応、分かりやすい解説としては 通貨発行益とは何か〜深尾光洋の金融経済を読み解く〜 http://www.jcer.or.jp/column/fukao/index47.html ただし、「一万円札の発行は日銀のバランスシートでは負債に当たるので、通貨発行益は国債などを買った時の利子収入等だけだ」という議論には矢野はあまり納得していません。というのは、たとえば誰かが「よし、一万円は俺にとっては資産で、日銀にとっては負債なんだろ」と言って、日銀に「お前らの負債なんだから、金を返せよ」と怒鳴りこんで

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    nizimeta
    nizimeta 2010/03/14
    通貨発行益
  • マクロ経済政策の再検討〜より高いインフレ目標値の検討〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    主要国のインフレ目標「平時から4%に」 IMFが提言 国際通貨基金(IMF)は12日、平時から「4%」など高めの物価上昇率を容認し金利水準も引き上げることで、金融危機のような経済ショック時の利下げの余地を広げることが望ましいとの論文を公表した。危機の教訓をふまえたマクロ経済政策の見直し論議が格化し始めた形だ。 NIKKEI NET(日経ネット) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100213ATGM1301213022010.html 「まあ、当然の話だよね」とリフレ派なら誰もが思う訳ですが、当にそんなことをBlanchard先生が言っているのか念のために関連部分を訳してみました。 訳したのは"IV. IMPLICATIONS FOR THE DESIGN OF POLICY"の"A. Should the Inflation Target B

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    nizimeta
    nizimeta 2010/02/22
    後で
  • Macroeconometrics and Time Series Analysis - ハリ・セルダンになりたくて

    yyasudaさんがThe New Palgrave Economics Collectionの中から「ゲーム理論」と「行動経済学と実験経済学」と「貨幣経済学」を紹介しておられたので、矢野も自分の専門である「マクロ計量経済学と時系列解析(Macroeconometrics and Time Series Analysis)」についてご紹介します。 [要約] The New Palgrave Economics Collectionの中のMacroeconometrics and Time Series Analysisはこの分野の研究者ならびに興味を持つ方必携の書です。広く多くの方にお勧めします(注:一般向けではありません)。 [Macroeconometrics and Time Series Analysis] 2008年9月のリーマンショック以降、急激な景気悪化に伴い、マクロ経済を巡

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    nizimeta
    nizimeta 2010/02/21
    “(注:一般向けではありません)”むむむ
  • リフレ派は死んだ!〜「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)から学べること〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    リフレ派には、日のマクロ経済学界が「構造問題犯人説」でほぼ一致したことが明確になった事実についてどう考えるのか説明してもらいたい。 ほぼ一致したんですか・・・じゃあ、ちょっとみんなで一緒にチェックしてみましょう! [前提] 議論を「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)に限定します。まあというのは、それしか読んでないからです。「経済制度の実証分析と設計」シリーズ全三巻は多岐にわたり、内容も高度ですので、正直に言って全部は手に負えません。申し訳ないのですが、「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)だけで議論しましょう(それでも内容は高度で分量も多いです)。 [第1章 日の「失われた10年」の原因(ホリオカ)] 第1章の内容は「おわりに」(pp. 32)にうまく要約されていると思います。 最後に、1990年代の日経済の長期低迷の原因として、需要側の要因と供給側の要因のどちらがより重要

    リフレ派は死んだ!〜「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)から学べること〜 - ハリ・セルダンになりたくて
    nizimeta
    nizimeta 2010/01/20
    “ちなみにその後、最後に「供給側の問題点」が唐突に指摘されているんですが、正直に言って無理矢理に付け足したようにしか見えません”
  • 若田部「危機の経済政策」合評会コメント〜もしくはベイズ計量経済学から見たState of Macro〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    先週土曜日に経済理論史研究会で若田部昌澄先生の「危機の経済政策」の合評会があり、討論者をさせていただきました。資料を作ったところ、肝心の「危機の経済政策」についての話は非常に短く、「政策分析に用いる動学的確率的一般均衡に関して矢野が最近考えていること」に関する話が大半を占めるという変な資料になってしまいました_| ̄|○(こんな資料でも「それで良いです」と言ってくださった若田部先生に心より感謝いたします)。 危機の経済政策―なぜ起きたのか、何を学ぶのか 作者: 若田部昌澄出版社/メーカー: 日評論社発売日: 2009/08/20メディア: 単行購入: 9人 クリック: 152回この商品を含むブログ (18件) を見る 若田部先生のこのは(1)1930年代アメリカの大恐慌(書の用語では「大不況」)、(2)1970年代の大インフレ、(3)1990年代日の大停滞(俗にいう「失われた10年

    若田部「危機の経済政策」合評会コメント〜もしくはベイズ計量経済学から見たState of Macro〜 - ハリ・セルダンになりたくて
    nizimeta
    nizimeta 2009/12/09
    後で読む
  • Hatie et al., Elements of Statistical Learningがダウンロード可能に - ハリ・セルダンになりたくて

    ちょっと前の話題ですが「Elements of Statistical Learning がダウンロードできる!」(日おけるLaTeX普及の立役者奥村先生のblog) より http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2503 Hatie et al, Elements of Statistical Learning: data mining, inference, and prediction. 2nd Edition. http://www-stat.stanford.edu/~tibs/ElemStatLearn/ Hastieは困ったときにみんなが参照する基文献なので、PDFでいつも持ち歩けるというのはとてもうれしいです。・・・が、眺めていると自分の不勉強を痛感して悲しくなる・・・という側面もありますね_| ̄|○

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  • 政策分析に応用される新ケインズ派DSGEモデル - ハリ・セルダンになりたくて

    「リフレ政策の根拠は何か?」とよく聞かれるのですが、その根拠は「新ケインズ派動学的確率的一般均衡モデル(New Keynesian Dynamic Stochastic General Equilibrium Models、以下NK-DSGE)」だと矢野は理解しています。 というのはKrugman (1998), Svensson (2001), Eggertsson and Woodford (2003), Auerbach and Obstfeld (2005)など(他にも数多くの論文あり)のリフレ政策論文はすべてNK-DSGEを基礎理論として採用しているためです。 NK-DSGEは、新古典派の実物景気変動モデルにケインズから始まるケインズ経済学の知見を組み合わせたもので、現在のマクロ経済学の研究において非常に大きな位置を占めています。 NK-DSGEの有効性については、現実のマクロ経

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  • デフレからの脱却と経済再生に関する国際フォーラム - ハリ・セルダンになりたくて

    デフレからの脱却の重要性について話をしていると、「そんなことを言っているのはKrugmanっていう変人だけじゃないの?」とよく聞かれます。 もちろん、そんなことはないです。たとえば、2003年に内閣府で開催された国際フォーラムにはWoodford教授(共著者はEggertsson博士)とAuerbach教授(共著者はMaurice Obstfeld教授)が来られてKrugman教授とほぼ同じ主張をしています。 この時に発表されたEggertsson and Woodford論文は少し姿を変えて、Brooking papersに、Auerbach and Obstfeld論文はAmerican Economic Reviewに掲載されています(Auerbach and Obstfeldは厚生分析もしています)。 デフレからの脱却と経済再生に関する国際フォーラム http://www.esri

    デフレからの脱却と経済再生に関する国際フォーラム - ハリ・セルダンになりたくて
  • Juillard, et at, (2009), DSGEモデルにおけるトレンドの処理について:日本経済への応用 - ハリ・セルダンになりたくて

    上のエントリーの続きです。「DSGEベースの潜在成長率推定」もHot issuesの一つですが、以下はJuillard, M., and S. Adjemianによる新しい貢献です。 Juillard, M., and S. Adjemian, (2009), "DSGEモデルにおけるトレンドの処理について:日経済への応用" ESRI Discussion Paper No.224 http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis230/e_dis224.html英語版のみ) [お詫び] なお、現在webサイト上に上がっているJuillard and Adjemian論文の参考文献のページが欠けています。PDFの容量を抑えるために分割した時に参考文献のページが完全に抜けてしまったようなのですが、矢野が最終チェックをしておきながら見逃してしまいま

    Juillard, et at, (2009), DSGEモデルにおけるトレンドの処理について:日本経済への応用 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 渡部,(2009), DSGE-VARモデルの日本のマクロデータへの応用 - ハリ・セルダンになりたくて

    今週の木曜日に内閣府経済社会総合研究所から動学的確率的一般均衡モデル(Dynamic Stochastic General Equilibrium Models, DSGE)を用いたDiscussion Paperが発表になりましたので、ご紹介します。 DSGE-VARは現在のDSGEモデルにおけるHot issuesの一つです。著者の渡部敏明先生が英語版と日語版の二通りを作ってくださいましたので、「英語はちょっと・・・」という方はぜひとも日語版を読んでいただければ幸いです。 渡部敏明,(2009),"DSGE-VARモデルの日のマクロデータへの応用" ESRI Discussion Paper No.225-J http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis230/e_dis225.html (日語版) http://www.esri.g

    渡部,(2009), DSGE-VARモデルの日本のマクロデータへの応用 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 畑農鋭矢、(2009)、「財政赤字と財政運営の経済分析」書評(第4回)〜財政赤字と財政運営の経済分析〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    さて、やっと畑農先生の著書を紹介する準備ができました*1。書評シリーズ第1回と第2回、第3回に続き、第4回です。 財政赤字と財政運営の経済分析―持続可能性と国民負担の視点 作者: 畑農鋭矢出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2009/09/01メディア: 単行購入: 5人 クリック: 120回この商品を含むブログ (6件) を見る [構造パラメーターは安定か?] 2007年にFernandez-Villaverde and Rubio-Ramirezによる"How Structural Are Structural Parameters?"(構造パラメーターはどのくらい安定か?)という論文(以下、FR2007)が出版されました。 近年、動学的確率的一般均衡モデル(Dynamic Stochastic General Equilibrium Models, 以下DSGE)を用いたマクロ経済

    畑農鋭矢、(2009)、「財政赤字と財政運営の経済分析」書評(第4回)〜財政赤字と財政運営の経済分析〜 - ハリ・セルダンになりたくて
    nizimeta
    nizimeta 2009/10/29
    “カルマンフィルターを用いた一般均衡モデル(連続型世代重複モデル)の時変推定を2004年時点ですでに行っていたという点です”