山口さんの文章を読んで、生きているものとは何かについて、もう一度整理したくなった。 note.com 僕は去年、ある読書会でピーター・シンガーの『動物の解放』を読んだ。僕が担当したところは、鶏や牛や豚が工場畜産の現場において、人間の経済性のためにどこまでおぞましく扱われているのかといった部分だった。 davitrice.hatenadiary.jp 記憶では、鶏の雄のヒナは不用のため、ベルトコンベアでどんどんと袋のなかに投げ込まれ、上から投げ込まれるヒナの重さによって圧迫死させられ、その後すり潰され、雌のヒナの餌にされる。 大きくなった鶏も単に外的にひどい環境に入れられるだけでなく、卵を増産するために、わざと夜も光を当て続けられ、羽が生え変わる時期を早められるなど、生理サイクルすら干渉され、撹乱された状態にされる。 食肉用子牛は、肉の見た目を良くするためにわざと餌から鉄分が抜かれ、慢性的な