箱庭療法とは、数種類のミニチュア(人形・動物・車・建造物・木・山等々)と砂箱を使い、自由に1つの世界を作りあげ、そこから心の深い部分を知るための心理療法です。 遊びの感覚を使った遊戯療法の1つで、砂に触れたり気になるグッズ・人形を選んでそれらを自由に並べるうちに意識の退行が進み、心の無意識の部分が浮き上がりやすくなります。 この記事では箱庭療法の目的と効果、やり方、デメリットなどを解説します。 講座実践心理アートセラピー資格通信講座 箱庭療法の起源と特徴 箱庭療法の起源は、1929年にイギリスの小児科医、ローエンフェルト(Lowenfeld, M. )が子供向けの心理療法として発案したものです。 その後カルフがユングの分析心理学の考え方を導入し、大人にも効果のある心理療法として発展させ、日本へは故 河合隼雄氏が1965年に導入してます。 引用元:千葉 友里香/著、箱庭療法と心の変容、創元社