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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/jyoshige (36)

  • 会社に下駄を預ける覚悟 - Joe's Labo

    NHKの会長人事がちょっとごたごたしているようだ。 朝日と毎日によれば、候補者が確認しようとした処遇に関して、一部の経営委員が難色を 示したのだという。 ちなみに条件と言うのは交際費や住居に関してで、別に聞いたっておかしな話ではない。 (人いわく聞いてないそうだが) こういう些細な点にアレルギー反応してしまう体質が、いかにもな日型組織だなという 印象を持ってしまった。 新卒採用が典型だが、日型雇用というのは一種の身分制度であり、 「終身雇用と言う保護を与えるかわりに会社に下駄を預けてね」 という暗黙のバーター契約が存在する。 会社の都合通りの場所で空きの出た担当業務に就いてもらわないと、終身雇用なんて 保証できないからだ。 転勤辞令出すたびに拒否られたり、「労働者の権利ですから」といって有休全消化や残業拒否 されると、日型雇用は維持できない。 だから、有休取得状況や残業時間、勤務地

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    nkoz 2011/01/13
  • アゴラ就職セミナー第1回 「城繁幸の本音で語る就活講座」 - Joe's Labo

    就活生の診断書作成の悩み (clonidine) 2011-01-09 23:50:20 何度かコメントしてます医者です。 就活生の診断書作成を担当することがありますが、持病についてバカ正直に書くべきか、しばしば悩みます。例えば「心房中隔欠損」は、極小さな穴まで検索すると、3-25%の人には見つかりますし、医学的には2mm以下の穴は通常問題になりません。しかし、人事部としては「心臓の病気」などそれだけで門前払いですよね。極小さな穴でも「一部上場企業に入れない」といって、大学2年の夏休みあたりに医学的には無意味な手術をして、ムダな社会保障費&勤務医の過労に拍車をかけたりしてます。(個人的には花粉症なんかのほうが仕事に支障は大きいと感じます) その他、喘息やら糖尿病やら卵アレルギーやら、ここら辺も現在の雇用情勢だと門前払いになりそう(=入試やらTOEFLやら大学入学後も優を集めた努力がすべて無

    アゴラ就職セミナー第1回 「城繁幸の本音で語る就活講座」 - Joe's Labo
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    nkoz 2011/01/10
  • 『フクシ伝説』 好きなことを好きなだけやってきた親子の物語 - Joe's Labo

    あらたまって紹介するようなでもないのだけど、暇つぶしに読んでみたら、いろいろと 考えさせられてしまったので紹介。三冠王の一人っ子、落合福嗣くんの自伝である。 まだ学生の身分で自伝というのも、なんだか凄い話だが。 様々な芸能人にため口をきいたり、女子アナにセクハラしたり(小学生時)、 篠塚に「おまえの背番号、父ちゃんによこせ」と詰め寄ってみたり、そういう伝説の検証 から入り、後半は父である落合監督との対談に入るのが、ここが色々な意味で深い。 有名な話だが、落合博満というのは、いわゆる野球エリートコースの出身ではない。 甲子園には出たこともないし、大学野球も活躍どころか半年で中退した。 人いわく、「7回も野球を辞めた」そうだ。 中でも、最後の辞めっぷりが凄い。大学入学して三カ月、野球も大学も何もかもが嫌になり ぷぃっと寮を出て2週間以上、公園で寝泊まりしていたという。 それから大学辞めて田

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    nkoz 2010/11/21
  • 「どうにかしろ」を一歩とし、「こうしよう」にまで高めていってほしい - Joe's Labo

    23日に、こういうデモが予定されているらしい。 就活どうにかしろデモ http://syukatudemo.blog77.fc2.com/ 個人的には賛同できる部分もそうでない部分もあるのだけど、とりあえず何かアクション を起こすのは良いことだと思うので、とりあえず紹介しておこう。 さて、以下は雑感。 やはり、就職活動の早期化&長期化により、それが学生生活に占めるウェイトがここまで 高まった現状は、僕も何とかすべきだとは思う。 ただ、それを否定する以上は、何が学生の分なのかをしっかり認識しないといけないとも思う。 「就職活動が短くなったから、遊びに行こう」じゃ意味ないわけでね。 そしてもっとも重要な点は、そろそろ構造的な課題への解決策もパッケージで主張しないと いけない時期なんじゃないか、ということ。 90年代~2000年前後の元祖氷河期の経験から言うと、学生が大変らしいという話は結構

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    nkoz 2010/11/21
  • 正社員のジレンマ - Joe's Labo

    連合が非正規雇用の待遇向上を正規以上に打ち出したそうだ。 まあ、電話相談窓口よりは一歩前進と言ってもいいだろう。 ただ、具体的にどれくらい引き上げるのか、具体的な目標が含まれていないので、 即効性は薄いだろう。 一方、Ronzaでも、コテコテの“大企業悪玉論”でお馴染みの竹信さんが、 同一労働同一賃金について述べている。 日の労働市場には、同一価値労働同一賃金を図るモノサシがない。 終身雇用の会社人間を基としてきたため、会社を越えて職務の価値を 計る仕組みが発達しなかったからだ。 ようやく構造的な問題についても勉強してくれたようだが、氏もここでばったり 思考停止してしまい、後半は何を言っているのかまったくわからない。 気で同一労働同一賃金をやろうと思ったら、方法は一つしかない。 たとえば現状、朝日新聞が竹富さんと同じ学歴、年齢の女性を採用しようとしたら、 1500万以上払わないといけ

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    nkoz 2010/10/23
  • 終わってみれば、貧困ビジネスへの情熱しか感じられなかった『情熱大陸』 - Joe's Labo

    先週の月曜日、テレ朝のスーパーモーニングで世代間格差特集が組まれ、若者マニフェスト からも2名ほど出演した(小黒、高橋)。 その際に、堀紘一氏が森永卓郎に言ったセリフが印象的だった。 「あなたみたいに年収一億円稼いでいるくせに貧乏人の味方ぶるのは卑怯だ」 たぶん、モリタクと堀氏の年収はそんなに差がないと思われる。 でも、二人の立ち位置は180度違う。 簡単に言ってしまえば、会社作って雇用を生み出すことで自身も豊かになったのが堀氏。 一方、この国から雇用を無くすことで自分だけ肥え太ってきたのがモリタクということだ。 昨夜のTBS『情熱大陸』が典型だが、メディアは今も昔も「強欲な金持ちと貧しい弱者」 という構図が大好きだ。当然だろう。 「連合のせいで非正規雇用労働者はこんなに苦しんでいます、格差是正には解雇規制の緩和 しかありません」なんてやったら視聴者の反発を招きかねないし、何より制作会社に

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    nkoz 2010/10/18
  • いくら金をばらまいても、社会に需要が無い以上はどうしようもない - Joe's Labo

    今週号の東洋経済「当に強い大学特集」、僕もコメントしているので少しだけフォロー。 いつも言っているように、日教育システムと企業の間には、深い深い断絶が存在する。 年功序列で終身雇用ということは、下っ端を雇って何十年もかけて組織内で育成すると いうことだから、専門性など必要ないためだ。極論すれば、入学時点で大学の役目は 終わっていることになる。 この断絶の深さを端的に示しているのが、大学への入学者に占める社会人の割合で OECD平均の21.3%に対し、我が日国は1.8%に過ぎない。 要するに、大学というものがまったく社会に貢献していないわけですね。国も大人も若者に 「もっと勉強しろ」と言い続けているけど、当の大人がこれじゃあ説得力がないでしょう。 大学にいくら予算をつぎ込んでも、この状況は変えられない。だって、学問自体への需要が ないのだから。せいぜい建物や施設が豪華になり、職員の給

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    nkoz 2010/10/18
  • 小泉旋風と小沢フィーバーの共通点 - Joe's Labo

    先日、若者マニフェスト策定委員会で実施した民主党代表選アンケートの結果がアップされた。 小沢支持が67.8%というのは他のネット調査と整合する結果だが、興味深いのは 「各候補に期待すること」という設問への回答だ。 菅支持層のトップが財政再建だったのと対照的に、小沢支持層のトップは 「既存体制の破壊」、それも実に5割が求めているわけだから、 ほとんど和製リーサルウェポンと言っていい。 この差はいったい何なのか。 実は、もう一つ注目すべき点がある。小沢支持層の16.7%が行革を期待している一方で、 菅総理にそれを期待している人は皆無である。 行革というのは、実は既存体制の破壊と表裏一体だ。 公務員制度改革の停滞を見ても明らかなように、自治労の既得権にがちがちに縛られた民主党 には、それを実行する能力は無いだろう。 実は小沢支持層というのは、無党派層を中心としたアンチ民主&民主に幻滅した有権者

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    nkoz 2010/09/14
  • 比内地鶏 - Joe's Labo

    僕が初めて比内地鶏を口にしたのは、4年ほど前、仕事で秋田に行った時のことだ。 「おいしんぼ」にも出てくる店できりたんぽ鍋と一緒にべて、その味の深さに驚いた。 その後、東京でもちょくちょくべてはいたのだが、なかなかあの時の味には及ばない。 いや、美味しいんだけど何かが違う。 そんな時、築地で見つけたのが鳥籐だ。 築地の鳥肉の卸しがやっている小さな店舗なのだが、普通の焼鳥屋とはちょっと違う。 肉屋だからか、鳥肉自身の味をすごく大事にしているのだ。 たとえば、人気メニューである塩味の親子丼がそうだ。普通の親子丼ももちろん美味しい のだが、あっさりとした塩味のおかげで、鳥肉の味がより前面に出ている。 「でもやっぱり普通の親子丼がべたい!」という人には、もちろん普通の親子丼もいい のだが、奮発してシャモ親子丼をべることをおススメする。しょうゆ味にまったく 負けない濃厚な味が味わえるはず。 も

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    nkoz 2010/08/08
  • 書評:「若者はかわいそう」論のウソ - Joe's Labo

    ほぼ一章割いて批判されているので、反論しておこう。 著者の主張は一見すると精緻だが、言っていることは実にシンプルだ。 「非正規雇用が増えたのは、大学進学率が上昇し、大卒者にアホが増えたから」 とくに頭数の多くてあんまり勉強もしてない団塊ジュニアはいつめて当然というロジック である。 なるほど、たしかに大学進学率の上昇は“大卒者”の質を下げているとは思う。 ただ、著者のロジックには致命的な欠陥がある。 「じゃあ正社員のおっちゃんたちは、学生に文句垂れるほど勉強してたのか?」 ということだ。 もし仮に、日の労働市場にまったく規制がなく、新卒者と既存正社員の間で完全な自由競争 が行われていたとしたら。 現在30代の派遣社員は、派遣以外の道は無かったのだろうか。 彼はやる気も能力も、当にすべての正社員より劣っていたのだろうか。 好況に挟まれ、先輩後輩に比べて不意な就職先しかなかった30代の

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    nkoz 2010/08/08
  • ケーキ食べ放題な人でも、パンを増やす方法は考えるべきだ - Joe's Labo

    先日の朝生について。 あのスタイルではなかなか一つの議論は掘り下げられないのだが、個人的にはぼちぼち まとまった方かなと思っている。 他の討論番組とは違い、朝生はプロレスだ。ただ相手に勝つだけでなく、客にも勝たな ければならない。 アズマンと堀さんは良いレスラーだと思う(僕は残念ながらそっちの芸は無いけれど)。 ところで、堀さんについて、若干誤解されている向きがあるようなので、少しだけフォロー しておきたい。彼のスタンスを「わがままな老人」だけで片付けてしまうのは、 とてももったいないと思うからだ。 中盤、突然アズマンに帰れとかお前自身の意見を言えとか挑発することでバトルが始まった わけだが、実はあれには伏線がある(と勝手に僕は思っている)。 番前、氏と少し話す機会があった。氏は第2回から定期的に準レギュラーとして出演を 続けている大ベテランで、90年頃の黄金期と今を繋ぐ唯一のパネリスト

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    nkoz 2010/07/29
  • 共産党という名の貧困ビジネス - Joe's Labo

    「大企業の内部留保」でさんざん雇用問題の議論を迷走させてくれた赤旗が、選挙前に また妙な話を言いだしている。なんでも、日の法人税はいろいろな隠れ優遇策があって むしろ引き上げるべきなんだそうだ。 騙される学生がいてはいけないので簡単に解説しておこう。 仮に、ある会社が日アメリカの事業所で1億円ずつ稼いだとしよう。 日で2億円を確定申告すると8千万円の法人税が発生するが、アメリカでも2500万円ほどの 法人税が発生する(法人税率をそれぞれ40、25%とする)。 このままだと明らかな二重課税なので、海外で支払った分は“外国税額控除”として ここから差っ引くことができる。つまり、結果的に日国に払う税額は5500万円だ。※ 当然、海外展開している企業(つまり海外での売り上げの多い企業)ほど経常利益に対して 納める税の額は低くなっていく。 海外売上比率が7割と言われるソニーのような会社を引

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    nkoz 2010/07/08
  • 経済系の本の選び方 - Joe's Labo

    もうあちこちで紹介されているので内容については触れないが、良い機会なので経済系の 書籍の選び方について触れておきたい。 ちょっと大きな書店に行くと、経済系のが山積みになっていると思う。 「世界恐慌~」とか「バブル再来~」とかいうフレーズのは、たいていいつの時代も 一定の人気がある。 不安を煽って商品を買わせるのも、「不安なんてないですよ安心していいですよ」という お札を売りつけるのも、根っこは同じ“不安ビジネス”である。 ひどいのになると、数年前まで恐慌出してたのに、突然「楽観」に転向する人もいて、 その辺の人間模様はなかなか面白い。 では、当に読むべきはどうやって見分ければいいか。 1.出版社名でフィルターをかける。 日経やダイヤ、東洋経済等といった経済系の出版社であれば、自分たちで一定のフィルター はかけてくれているので、極端な外れというのはあまりない。逆に無名出版社や、大

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    nkoz 2010/07/01
  • 痴呆化する保守 - Joe's Labo

    先日紹介した文藝春秋7月号・大坪論文の横で、藤原正彦がすごい文を寄稿していた。 名前見ただけで読み飛ばしていたのだけど、大坪論文の後に読んでみると、レベル、 視野の広さの違いに惚れ惚れする。いや、やっぱり読み飛ばして正解なレベルなんだけど、 こういう不思議な生き物の生態を知る上では、それなりに有益な文である。 まず、なんといってもタイトルが凄い。 「日国民に告ぐ」 「ドイツ国民に告ぐ」をパクったらしいけど、これが後に続く文とのギャップを 素晴らしく高めている。ジェットコースターとかで落ちる前に一段持ち上げる的な。 ここから先の急降下ぶりの一端を紹介しよう。 愛国者・藤原氏曰く、今の日は様々な危機に直面しているそうだ。 凋落する一方の経済、世界一の財政赤字。政治の低レベル化と官僚の暴走。 そして、氏の国を憂うる思いは、若者にも向かう。 なかなか結婚せず、してもなかなか産もうとしない。モ

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    nkoz 2010/06/28
  • 雇用流動化に踏み出したスペイン - Joe's Labo

    スペインが労働市場の流動化法案を閣議決定したという。 解雇規制を緩和し、経済成長の道筋をつけるための重要な法案だ。 ちなみにスペインの「解雇の難しさ」は2.0ポイント。 OECD加盟国平均2.59からすると、どちらかというと普通の国である。 (OECD Indicators on Employment Protection - annual time series data 1985-2008 ) 一方の日は3.8ポイントで、OECD加盟国中もっとも解雇の難しい国である。 だからスペインのフットワークの良さは正直うらやましいが、逆に言えば、危機が顕在化 しないかぎり、改革は進まないということかもしれない。 法人税もそうだが、今後は世界的に雇用法制も抜的な規制緩和に進んでいくはずだ。 最終的に、税も雇用もほぼ同じ水準に収れんしていくものと思われる。 先進国から新興国まで、完全に同じ土俵で

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    nkoz 2010/06/24
  • 色褪せる民主党 - Joe's Labo

    先週末出そろった各党マニフェストを読み比べてみると、色々と面白いことに気づいた。 全般的に民主党の政策に元気がなく、みんなの党など改革を売りにした新党と比べると 地盤沈下が著しい。 一方、死に体だとばかり思っていた自民党が、「法人税引き下げ、消費税引き上げ」を 明記するなど、意外な進歩を見せている。 たとえば公務員制度改革について、自民党は、天下り根絶+あっせんに刑事罰と明記する など鼻息が荒い。みんなの党の公務員に対するシビアな姿勢についてはあらためて 言うまでもないだろう。 ところが、民主党マニフェストからは、とうとう「官僚の天下り完全廃止」という文字が 消え、「各種公法人の廃止を含めた改革に取り組む」というきわめて穏当な霞が関文学に 落ち着いている。 この温度差は全般的に見られるが、特に差が出てしまったのが雇用だ。 みんなの党、自民ともに労働市場の流動化に舵を切り、 自民党に至っては

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    nkoz 2010/06/21
  • 祝・新卒バブルの崩壊 - Joe's Labo

    文藝春秋7月号、パナソニック大坪社長の「わが打倒サムスンの秘策」がなかなか 興味深い内容なので一読をおススメする。 特に興味深かったのが、同社の新卒採用方針について触れた部分。 来年度新卒採用1390人のうち海外採用1100名というのは既報だったが、290人の国内枠 というのは日人枠というわけではないらしい。 日国内での新卒採用は290人に厳選し、なおかつ国籍を問わず 海外から留学している人たちを積極的に採用します。 このことは、現在の就職氷河期が一過性のものではなく、もはや永続的なものだという ことを示している。リーマンショックと共に円安バブルも崩壊し、それまで辛うじて 維持できていた日型雇用が詰んでしまったので、とりあえず入口から切り替えますね ということだ。景気回復しても国内の雇用は大きくは増えないだろう。 もっとも、これは日人として喜ぶべきことだ。なぜって? 「自国企業がよ

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    nkoz 2010/06/16
  • 鳩山さんは最後までズレてる人だった - Joe's Labo

    鳩山総理が辞任した。 私見だが、彼はこの10年ほどでもっとも人の良い首相だった気がする。 スタンフォードの博士なのだから馬鹿とも思えない。 にもかかわらず、鳩山政権がここまで迷走する理由がずっと謎だった。 ただ、昨日の辞任演説を聞いていて、なんとなく理由がわかったような気がした。 一言でいうと“ズレ”だ。 安倍政権以降の混乱を、一部のメディアは 「小泉改革によってもたらされた格差・競争社会への反動だ」という風に煽りたてた。 当の民主党自身、そういうロジックで盛んに政権攻撃を続け、とうとう政権奪取してしまった。 だがこれはおかしい。 日の格差なんてたかがしれているし、相対的貧困率なんてインチキ数値で、絶対的貧困率 では日は世界一豊かな国である。 要するに日は競争社会なんてものではなく、競争が無いから 停滞しているにすぎない。 派遣再規制したってもう以前の1億総中流に戻れるわけではないし

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    nkoz 2010/06/03
  • 最後の世代から、最初の世代へ - Joe's Labo

    なんでも、うちの実家近所の寺の住職(80代)が入院し、あたりの老人たちの間では 「死んだら誰が読経してくれるんだ」という話題でもちきりだという。 なんだか冗談みたいな話だが、これは地方の質を表していると思う。 ちなみに跡取りはいないから、寺自体が今後どうなるのかわからない。 もともと世襲や帯を認めている宗派は少なかったが、なし崩し的に多くの寺がそうなっていて、 一般的な自営業同様、多くが後継者問題を抱えている(拙著「アウトサイダーの時代」でも少し触れている)。 地域共同体と一体化していた檀家制度は、共同体と時を同じくして崩壊するだろう。 戦後、医療の進歩で乳幼児死亡率が低下し、若い人口が急激に増えた。そして、養うべき高齢者も 子供も少ない人口ボーナス期がはじまり、日は高度成長期を迎えた。その中で第一次産業から 二次産業への移動が起こり、若い労働力は地方から都市へ向かった。 この過程で

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    nkoz 2010/05/09
  • 「パンとサーカス」は無料ではない - Joe's Labo

    先日のアエラ特集(及び先のエントリー)にはネット以外からもいろいろなレスポンスがあって、 あちこちでこの話をした。やはり「財政がこのままじゃいかん」という危機感が高まっているのだろう。 既に世論の潮目は変わったのだ。 文藝春秋5月号「あと4年、財政と年金は同時に破綻する」のように、 ぼちぼち具体的リミットもつぶやかれ始めている。 基的には、増税か社会保障のカットか、あるいはその折衷という道しかない。議論はここから スタートすべきだ。 (というわけで、とにかく消費税35%にしろという気はないし、消費税にだけこだわっているわけでもない) ところで、日ごろは自助努力の大切さを伝道しているような人なのに「社会保障給付のカットはダメだ」 という人がいたのは面白い。 どうやら自分が貰うことになっている分は既得権として認められるべきで、そこから漏れちゃってる人たち は自分で何とかしろということらしい。

    「パンとサーカス」は無料ではない - Joe's Labo
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    nkoz 2010/05/04