市販のカメラやスマートフォン内蔵カメラが進化しても、それだけではなかなか撮影できない映像表現がある。 例えば「バレットタイム」。映画『マトリックス』で、弾丸をのけ反って避けるシーンに使われて話題となり、今ではミュージックビデオやテレビCMでも見かけるSFX(特撮)だ。被写体がスローモーションで動く中、高速なカメラワークで映像が周囲をギュンギュン飛び回り、見ている方はまるで加速装置を使ったかのような不思議な感覚になる。 通常バレットタイムの映像は、被写体を多数のカメラで囲んで撮影し、それを編集・合成して作られる。そのため、個人で撮影するのは非常に難しい。 そんなバレットタイムを1台のカメラで、しかも高性能な動画編集マシンいらずで実現できるのが「Insta360 ONE」だ。中国Insta360の製品で、日本では販売代理店のハコスコが2017年8月28日に発売した。価格は4万2999円(税込)