アリス、ボブ、マロリーのイメージ図 アリスとボブ(英: Alice and Bob)は、暗号通信などの分野で、プロトコル等を説明する際に想定上の当事者として登場する典型的なキャラクター。"当事者Aが当事者Bに情報を送信するとして"のような説明文では、段階の増えた体系になるにつれ追いにくくなる。そのため、こういった具体的人名が好んで使われる。 暗号やコンピュータセキュリティでは、さまざまなプロトコルの説明や議論に登場する当事者の名前として広く使われる名前が数多くある。こういう名前は慣用的、暗示的で、ときとしてユーモアに富み、事実上メタ構文変数のように振る舞う。 典型的なプロトコル実装においては、アリスやボブのあらわす実体が自然人であるとはかぎらない。むしろコンピュータプログラムのように、信頼され自動化された代行者であることが多い。 この一覧のほとんどは、ブルース・シュナイアーの暗号技術大全[