【ベルリン=三好範英】3日午後9時(日本時間4日午前5時)ごろ、ポーランド南部の町シュチェコチニで、走行中の列車が反対方向から来た別の列車と正面衝突し、乗客ら少なくとも15人が死亡、60人が負傷した。列車内にはまだ乗客が閉じこめられており、死傷者は増えそうだ。 DPA通信によると、衝突したのはワルシャワ発クラクフ行き(4両編成)と、プシェミシル発ワルシャワ行き(6両編成)で、合わせて乗客約350人が乗っていた。ワルシャワ発の列車が間違った線路を走ったとみられるが、詳しい事故原因は不明。トゥスク首相も4日朝、現場を視察した。 在ワルシャワ日本大使館によると、日本人の死傷者はいない模様。