古くから、女という生き物は男たちにとって「謎」であり続けた。 一体全体、何が謎なのか。明け透けな話をすれば、女たちに「性欲」と呼べるものがあるのかどうかを男たちは心底気にし続けていたのだ。 愛だの恋だのといった繰り言は、結局のところ性欲の問題である。女たちにも性欲はあるのか。あるのであればその性欲をいつどのようにして男に向けるのか。思春期の少年をはじめ恋する青年から婚活中の中年男まで、古来男たちは誰もが「女性の性欲」について悩み、考え、苦悶し続けていた。 確かに、「男性の性欲」をベースに女性を見れば、彼女たちは性欲をほとんど有していないように見える。異性であれば誰とだってヤリたがるのが男性性欲のスタンダートだが、そこまで無差別的かつ旺盛な性欲を抱く女性は絶無に近い。 といって性欲がないわけではないのは、ボーイズラブをはじめ女性向けポルノが一大産業になっている事実からも明らかである。それどこ
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