ギネスブックに、パプアニューギニアのアメル語が「最も複雑な言語」として 挙げられているようです。単に,単語の数や変化の数で判定しているらしい。 イヌイット語(エスキモー),ハイダ語(米国インディアン,ハイダ族), タバサラン語(旧ソ,ダゲスタン共和国)もあげられているようです。 アメル語・ハイダ語は資料がなく不明ですが、イヌイット語・タバサラン語は、 少し資料がありますので解説します。 言語は形態から、孤立語,膠着語,屈折語,抱合語に分けられますが、語形変化 のない孤立語が文法的に易しく、順に抱合語が難しいといえます。 膠着語は、ある単語に接頭辞や接尾辞のようなものを付加して、文中での文法 関係を示します。日本語の助詞などはいい例です。屈折語は動詞・名詞などが 語形変化して文中での文法関係を表します。抱合語は、独立して発音されない 要素の組み合わせで文を作ることができ、文全体を1単語と見な