ディレクトリベースのコヒーレンス機構 これまで述べたスヌープを使用するキャッシュコヒーレンス機構は、各プロセサが他の全プロセサにスヌープを送る。したがって、各プロセサが受け取って処理をする必要があるスヌープの回数は、システムに含まれるプロセサ(正確には、コヒーレンスを維持するキャッシュの単位であり、チップ内の全コアに共通のInclusionの3次キャッシュを持つ場合は、チップ上のコア数とは無関係にチップ数であるが、一方、Non Inclusion Cacheの場合は、チップ内の各コアのキャッシュもスヌープする必要があり形態によって異なる)に比例して増加する。結果として、コモンバスの場合は、バスを通過する要求や応答の数はプロセサ数の2乗に比例して増加する。 このため、1つのコモンバスで接続できるプロセサ数は、実用的には4個程度が上限である。コモンバスでなく、アドレスバスのインタリーブやデュプ