「EU知的財産庁、マクドナルドの"ビッグマック"商標取り消し」というニュースがありました。 アイルランドを拠点とするファストフードチェーンであるスーパーマックスが求めていた米マクドナルドの「ビッグマック」の商標取り消しを認める判断を下した。 ということです。勝手出願とかそういう話ではなく、本家マクドナルドによる正規の登録の話です。ちょっと意外な判断に思えますが、理由を解説しましょう。 上記の「商標取り消し」とは、日本で言う不使用取消審判に相当します(キリンラーメンの時に出てきたのと同じです)。日本では連続して3年間使用をしていないと商標権が取り消され得ますが、EUIPOでは連続5年間使用をしていないと取り消され得ます。 今回、不使用取消の請求を行なったSupermac社はアイルランドローカルのハンバーガーチェーンであり、欧州諸国への拡大を目指してEUIPOにSupermacを商標登録出願し
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