ブラジル北部のアマゾン盆地で、熱帯雨林の一角で行われる焼き畑式森林伐採(2009年11月29日撮影)。(c)AFP/ANTONIO SCORZA 【1月20日 AFP】これまで地球温暖化に対する防波堤と考えられてきた南米アマゾン盆地(Amazon Basin)が、伐採などによる森林破壊の結果、CO2排出源に変わりつつある可能性を米科学者チームが指摘した。 米マサチューセッツ(Massachusetts)州のウッズホール研究センター(Woods Hole Research Center)のエリック・デービッドソン(Eric Davidson)氏率いる研究チームが18日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表した報告は、人間の活動によってアマゾン一帯は変化の「過渡期」にあると述べている。 報告によると、過去50年間でアマゾン一帯の人口は600万人から2500万人に増加し、林業・農業のため